BTSが来年のグラミー賞の不参加を表明。公正な賞のあり方とは?
K-POPの大人気グループ「BTS」が来年のグラミー賞のエントリーを見送ったと発表しました。主催者側が「ベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス賞」の新設を発表したことに対して、疑問を呈したと言われています。公正な賞とはどうあるべきなのでしょうか?8月19日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーがこの話題を取り上げます。
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K-POPの大人気グループ「BTS」が来年のグラミー賞のエントリーを見送ったと発表しました。
つボイ「音楽をやっていれば、誰でも狙いたい賞のひとつですよね。私も狙いたいくらいの賞」
6月にグラミー賞を主催するレコーディングアカデミーが「2027年にベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス賞を新設する」と発表したことに対して、疑問を呈したと言われています。どういうことでしょうか?
名前の通り、最も優れたアジアのポップ音楽に授けられるこの賞。
賞の「新設」は、一見アジア系音楽の承認や枠組みの拡大にも見えますが、「主要部門からアジア系アーティストを外す意図があったのではないか」との批判があるようです。
つボイ「ポジティブなことに見えて、実は『分離』『区分け』になっているということですね」
これまで、幾度もノミネートされながらもBTSが受賞を果たしていなかったことに、一部のファンはやきもきしていたと小高。
「そろそろ(グラミー賞を)取れるんじゃないか?」と周囲から期待されていた中での出来事でした。
部門別に分けるのは時代に逆行?
BTSが地域別に囲い込まれることになった背景について、「アジア系はマイノリティである」という無意識の偏見が入っていたのでは?と指摘する小高。
小高「これがまた大騒ぎになっちゃったと」
つボイ「アーティストによっては、『部門別ならいけるかも』と考えることもあるでしょうけど。時代に逆行することにもなりかねない」
ポップ、ロック、ダンス、エレクトロニック、ラップ、オペラなど、すでに90以上ものカテゴリに細分化しているグラミー賞。
つボイ「皆さんご存知のとおり、ラテン音楽とか、メキシカンとか、アフリカンとか、トロピカルとか。地域にちなむカテゴリーというのがありまして」
地域別といいながらも、ラテン音楽やメキシカンなどは独立した「音楽的ジャンル」として、独自の楽器構成やリズムなどが構築されています。
「賞の新設」にヨーロッパからも疑問の声
一方の「アジアン・ポップ」は耳慣れないジャンル。「仮にアジアの音楽で括るとすれば、日本の音楽なども入るはず」と小高。
つボイ「(聞いて誰でも独自だとわかるのは)ガムラン音楽とか、日本の津軽三味線とかね。知識がないと、BTSが英語で歌っていたら『世界共通のサウンド』の方向のようにみえる。アジアという区切りなんか、いるのかなぁ?」
小高「ポップと言いながら、アジアンポップが独自の音楽を構築しているのであれば、わかるんですけど」
BTSの不参加に関しては、韓国でも大炎上しているそう。
さらに韓国だけでなく、イギリスなどヨーロッパの国からも続々と疑問の声が出ており、「新設を再検討する」という話も出ている始末。
何でも単純に「分ければいい」という意識は、かつていろんなところで差別の問題があったと小高。
「無意識の意識」にしっかりと目を向けることが大事、と呼びかけました。
(nachtm)
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