師匠は鶴瓶。笑福亭鉄瓶が語る弟子入りまでの苦難
8月6日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、スタジオに落語家の笑福亭鉄瓶さんが出演。鉄瓶さんは笑福亭鶴瓶さんの12番目(現在は11番目)の弟子で、普段は「笑福亭鉄瓶の落語界一口メモ」のコーナーに出演中。ここでは鶴瓶さんに弟子入りしたきっかけや、どうやって弟子入りできたのかなどについて語った箇所を取り上げます。聞き手はパーソナリティの北野誠と加藤由香アナウンサーです。
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1978年(昭和53年)生まれの鉄瓶さん、中高生の頃のお笑い界を席巻していたのは、とんねるずやダウンタウン、ウッチャンナンチャン。師匠に弟子入りして下積み期間を過ごすことなく、養成所からデビューする芸人たちのはしりでした。
しかし鉄瓶さんは、あえて徒弟制度の残る落語家を目指しました。
それも「落語をやりたい」という動機ではなかったそうです。
関西出身の鉄瓶さんが芸人を目指したきっかけは、高校生の時に『鶴瓶・上岡パペポTV』(読売テレビ)を観ていたこと。
上岡龍太郎さんと鶴瓶さんのトークに魅了され「鶴瓶さんの弟子になりたい」と思ったそう。
弟子入りのため、鶴瓶さんの出待ちを決意したはいいものの、テレビやラジオを中心に活動していた鶴瓶さん、演芸場にはほとんど姿を現しません。
テレビ局で待つにしても、録画番組が多く、いつ行けば良いのかわかりません。
鶴瓶さんに確実に会える場所
そこで鉄瓶さんが考えたのが、新宿アルタ前。
当時の鶴瓶さんは毎週木曜日に生放送の『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)に出演していたため、なんと東京に移住してバイトをしながら毎週出待ちという行動に出ました。
他にも弟子志願の若者が来ていたそうですが、鉄瓶さんは弟子入りを認めてもらうまで毎週通っていました。
そんな出待ちの当初、鶴瓶さんに会えたものの「もう弟子は取らへん。新しい弟子もこの前ようやく修行が終わったところで、弟子もすでに11人いる。妻からも50歳前になってしんどいと断られている」と断られてしまいました。
それでも諦めずに1年ほど通い続けたところ、ようやく鶴瓶さんから呼び出されることになりました。
諦めかけた時に人気番組に出演!
ついに長年の出待ちが実って弟子入りと思いきや、鶴瓶さんは「ホンマに取らんから(出待ちは)やめとけ」と釘を刺しました。
1年通い続けた上で強く断られたら、さすがに諦めざるを得ません。
そこで翌週は出待ちをせずに、家で『いいとも』を観ていたところ、「来週は鶴瓶ファン感謝デーをするので、『我こそは一番のファン』という方は朝9時半までにアルタ前に集合」との募集告知が。
そこで「鶴瓶さんと一緒にテレビに映って、最後の思い出づくりにしよう」と思った鉄瓶さん。熱心なファンであることを証明するために、アフロヘアーのカツラとオーバーオールを買って扮装しようと考えました。
そして迎えた当日。
アルタ前には、鶴瓶さんの息子さんと同級生で一緒に写真を撮った方や、バーベキューに行ったことがあるという方など、ガチの鶴瓶ファンが100人ほど集まっていたそうです。
弟子NGからの逆転劇!
「このままではオーディションに落ちる」と思った鉄瓶さんは、ADさんにこれまでの経緯を話し、「最後の思い出づくりに入れてもらえないですか?」とアピール。
なんとオンエアに出演することができました。
ステージでは鶴瓶さんの真後ろに立った鉄瓶さん。
最後の想い出づくりのはずが、間近で後ろ姿を見ているうちに「やっぱり弟子入りしたい!」との気持ちが強くなり、鶴瓶さんの耳元で「やっぱり諦めません」と宣言してしまいます。
その言動で危ない人だと警戒されたのかどうかわかりませんが、結局弟子入りまでさらに1年を要しました。
(岡本)
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