減り続ける街の書店。生き残り策はあるのか?
日本出版インフラセンターによりますと、2025年度末時点で書店数が9,993店と1万店を割り込み、ピーク時の4割にまで減少しました。ネット書店の台頭や活字離れが背景にあると見られますが、一方で文具、雑貨コーナーの拡大やカフェ、学習塾との共同サービスといった、長時間滞在できる付加価値を付けたニュービジネス書店へ転換する動きが増加。政府も昨年6月に「書店活性化プラン」を発表し、地域交流や文化拠点としての書店復活を支援する取り組みを開始しています。7月2日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、日刊ゲンダイの記事を基にパーソナリティの北野誠と加藤由香アナウンサーが、本屋さんの現状についてトークを展開しました。
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街の書店がなくなっていく理由はいくつもあります。
例えばある年齢以上の世代は、欲しい本の在庫が書店になければ、店頭で取り寄せてもらっていたものですが、ネット通販の誕生により何日も待たされることはなくなりました。
さらに近年はコンビニエンスストアの雑誌コーナーもかなり減っている状況です。
出版文化産業振興財団によれば、2024年11月末時点で書店が一軒もない自治体は、全体の約3割にあたる493自治体だと発表しています。
また文化庁が2024年度に行なった「国語に関する世論調査」では、1か月に1冊も本を読まない人の割合は62.6%と、実に3分の2近くの人が本を読んでいない状況で、そもそも読書の習慣を持つ人も減っています。
電車の中で本を読む人はほとんど見かけなくなり、ネット記事やSNSという点では活字にまったく離れているというわけではありませんが、本に関しては活字離れが進んでいます。
偶然の出会いが魅力
いつでもどこでもあらゆる本を探して買えるのがネット書店の大きな利点ですが、一方でリアル書店にはリアルの魅力があります。
北野「本屋さんでぶらぶらした時に、『この本、面白そう』っていう偶然の発見ってあるじゃないですか。あれは話題になってるから読むとかじゃなくて、全然知らんジャンル(の本を見つけて買うことができる)」
ネットの場合は自分で欲しい本を検索するか、AIが好きそうな本をセレクトしてくることはありますが、まったく知らなかった本に出会ってつい買ってしまうということはありません。
書店の新たな動きも
苦戦するリアル書店ですが、集客のためにさまざまな取り組みが行なわれています。
例えば京都にある大垣書店では、神社仏閣に関する写真集を集めて売っています。これはインバウンド客のおみやげとして買ってもらおうというもの。
品揃えの充実に加え「特徴的な品揃えも行うことにより、大型書店は生き残れるのではないか」と北野。
その上で「自分の好きなジャンルの本で、そこに行けば何か偶然の出会いがありそう」と、集客の可能性を語りました。
この流れはチェーン店のみならず個人店など小規模な書店にも波及しています。中には棚を貸し出すシェア型書店を副業として考える経営者も増えているとのこと。
今後は大型書店と、自分の個性を出した小規模店に二極化していきそうです。
(岡本)
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