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中日OB・吉見一起が、試合中の投球修正法を初公開

中日OB・吉見一起が、試合中の投球修正法を初公開

元中日ドラゴンズ投手の吉見一起さんが、5月16日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演。ピッチャーのコンディションについて語りました。登板間隔、試合中に不調を感じた時の対処法など、吉見さんに若狭敬一アナウンサーが尋ねます。

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長すぎてもダメ

若狭「去年大野雄大投手を取材した時に『実は中7~8日は結構難しいんですよ』とポロッと言ってたんですよ。涌井(秀章)投手も似たようなことを言ってました」

先発ピッチャーにとっての登板間隔について聞きました。

吉見「ずーっと同じパターンで行ってくれるならいいです」

例えば中6、中6、中6のパターン。もしくは中6、中6、中6。
疲れてきたので1回中9を挟んで、また中6に戻るならいいそうです。

中何日が毎回変わると、ルーティンできず練習メニューも変わってくるので難しいとのこと。

吉見「中6で回ってれば、投げた2日後に休み、4日間で調整して試合。中7だったら2日後休み。5日間調整で入ると思うんですよ」

しかし中8~9になると、1週間調整に余裕があります。この1週間が長く、中だるみするそうです。

吉見「中でピッチング何回入れなくちゃいけないんだろうとなってくるんで、ルーティンができないから難しいと思います」

気にならない

若狭「例えば6回、100球で終わった後の中6日と、9回、完投・完封130球の中6日では疲れ具合、次へ向かう時の気持ちとかは変わるもんですか?」

吉見「負けてたら気持ち悪いですが、そこは度外視して疲労感だけで行くと 、1週間後にああだこうだはないです」

吉見さんは球数だけなら疲労は気にならなかったそうです。しかし、それを続ける中でどこかで落ちる時があるとか。

そんな時に、「ああやっぱり、あそこで投げすぎたからかな」と思うことはあったそうです。

いつ投げるの?

投手自身は気になっていなくても蓄積していく疲労。コーチが投げすぎを見抜いてマネジメントをしなければいけないと言います。

吉見「130球が2試合続いてるから、中6じゃなくて1回中8で落として行くか?みたいな感じです」

疲れを抜くための中何日のパターンを投手に選ばせることもあれば、強制的に決めてしまうのもあり。それはコーチのマネジメントの仕方次第。

マネジメントがしっかりができていれば130球が続いたとしても、それほど疲労が出ないそうです。

若狭「吉見さんは現役時代に、選択か命令か?どう言われたこと多かったですか?」

吉見「我々の時は、2日ぐらい前までどこで投げるかわかってなかったんです」

若狭「さすが落合ドラゴンズ。予告先発もない中、当の本人たちがわからない(笑)」

当時は、ミーティング時に、森繁和ピッチングコーチが「この試合は大事だ」と指摘する試合に調子を合わせていたそうです。

どこが違う?

若狭「素人目には見ていてわからないですけど、疲労の蓄積でバテを感じるって、本人は何か違いみたいなものを感じるんですか?」

吉見「まず身体が重たい、動かない。でも重いと思っても勝つこともあるんですよ」

試合中にキャッチャーから「今日はひどい」と言われても完封したこともあるとか。疲労と勝敗は関係ないようですが、疲労の蓄積は怪我や離脱に繋がるので要注意だそうです。

ちなみに吉見さんが調子を悪くした時は、投げたボールがシュート回転して、ベースの真ん中にボールが集まったとのこと。

不調を最初に気づくのは

若狭「『お前、今日ひでえなあ』っていうのは、ゲーム中に言われるのか、みんな気づいていて言わずに最後の最後で言われるのか、どうなの?」

吉見「両パターンあります。でもコーチからはなかったです。谷繁さんとか小田さんには『お前、今日やべえな』って言われてました」

一番初めに気づくのはキャッチャー。アドバイスをくれたそうです。時には声をかけてもらうのがすれ違いになってしまったことも。

吉見「『お前、今日ひでえな』って言われて、自分もわかってるんで『ですよねえ』って言いながら話し合ったり(笑)」

修正するために

投球の不調は修正しなければいけません。吉見さんは試行錯誤でふたつのやり方を見つけたそうです。

そのひとつ目は、「シュート回転するということは、肘が下がっていてリリースポイントが合ってない」こと。

では肘を上げるために何をしたかというと、試合中のキャッチボールで、キャッチャーに向かってワンバンで投げるそうです。バンバンッとテンポのいいワンバン。
これでリリースのタイミングを合わせるようにしていたそうです。

一塁へ全力疾走

もうひとつは脚の血流を良くすること。そのために腿上げやジャンプをしていたとのこと。

若狭「思い出しました。吉見さん、調子悪い時は、打席に立った時にわざと内野ゴロを打って一塁までの27メートルを全力で走るって言ってました」

素人目には、「内野ゴロでも全力疾走。ピッチャーなのにさすが」と見えたのですが、実はピッチングのための腿上げ。

吉見「それを大野に言ったら、彼も結構全力で走ってました」

しかし去年足がつってからは全く走らなくなったと指摘。

吉見「もうアウトにしてくださいってくらいバット振らないでしょ。まあ分かりますけども」

若狭「こっちからの申告アウト(笑)」

吉見「僕はそうやって少しでも良くなるように工夫してました」

ピッチャーは、ピッチングを修正するために試合中にも工夫しているようです。
(尾関)
 

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