中日OB・川上憲伸が解説。今年のキーマン、中西聖輝投手に必要なこと
元中日ドラゴンズ投手で野球解説者の川上憲伸さんが、3月28日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演しました。話題になったのは、中西聖輝投手について。聞き手は若狭敬一アナウンサーです。
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川上「松山(晋也)投手が昨年のような成績で行ってくれるならばドラゴンズはAクラスです。あと中西投手ね」
さりげなく中西投手の名前を入れる川上さん。中西投手について詳しく語っていきました。
川上「ドラフト1位だから、ローテーション入りも10勝も普通にやってくれるって感じでしょうけど、学生時代そのままではプロでは通用しないんですよ」
ドラフトに選ばれて入団。シーズン開始までの3~4カ月で、プロで通用することを見つけ、自分の投球をアレンジして進化させていかないとプロではやっていけないと言います。
開幕までにやったこと
中西投手が開幕までにやるべきことはなんでしょうか?まず川上さんは自身の経験を振り返りました。
川上さんは1998年、明治大学からドラフト1位で入団。1年目に14勝して新人王を取りました。
明治大学の川上憲伸が、どうやって中日ドラゴンズの川上憲伸になったのでしょうか?
川上「投球フォームを変えました。学生時代のモーションは速くて、いわゆる反動みたいな感じでちゃっちゃと投げてたんですよ」
この投げ方だと打者にタイミングを合わせられてしまうし、ストレートが高く浮いた時には簡単に打たれることがわかったそうです。
そのきっかけは、キャンプ中に紅白戦のような形で対戦した山﨑武司さんの言葉でした。
高く浮いた球をレフトポール際にホームランを打たれた時のこと。
「いい球だったけどタイミング合いやすいよ」と言われたそうです。
見本にした投手
川上「やっぱそうか。ただ強い球を投げればいいってもんじゃないな、と思ってゆっくりと確認しながら投げるフォームにしていったんです」
落合英二さん、宣銅烈さん、今中慎二さん、山本昌さん、門倉健さんなど当時のピッチャーを参考にしたそうです。
川上「ケツから押していって体重を乗っけていって、最後で捻転して投げなきゃいけないと考えて、最終的に自分のチームじゃなくて他のチームのピッチャーが参考になったんですけどね」
当時、読売ジャイアンツで活躍した桑田真澄さんを参考にしたそうです。
体重を軸足に乗せて粘る感じでゆっくり投げるとストレートの質が改善され、ストレートが低く集まるようになったとか。
負ける気がしない
川上「間違いなく青学時代の中西君のままだったら一軍では通用しないと思う。二軍でも厳しいぐらい。だってプロですもん」
青山学院大の中西聖輝が中日ドラゴンズの中西聖輝になるには、川上さん自身が経験したように、プロで必要なことを見つけること。
川上「学生時代は変化球でかわしていけたけど、プロは見てきますよ。そういうバッターばっかりですもん」
自分自身が経験した厳しい現実を語りました。ただ、中西投手、松山投手への期待は高いようです。
川上「彼らは絶対変わりますから。松山投手は昨年と同じように眼力で打者に向かっていって最後を締めくくる。これが次の試合に結びついていく活気づきます」
さらにこう続けました。
川上「中西君は学生チャンピオン、ドラフト1位の自負をしっかり出せるピッチャーです。この活躍があってローテーションに金丸(夢斗)投手、(髙橋)宏斗。負ける気がしないですね」
学生からプロになって必要なこととは何か?川上憲伸さんの奥深い話でした。
(尾関)
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