今さら人には聞けない「金利」の基本
よくニュースで「日本の長期金利が上がって大変」や「アメリカで利下げされるか注目」などのフレーズを見聞きます。どのようにして金利は決まり、私たちの生活にどう影響するものでしょうか?2月2日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、今さら人には聞きづらい「金利」について、小宇佐・針田(こうさ・はりた)FP事務所のファイナンシャルプランナー、伊藤勝啓さんが解説しました。聞き手はパーソナリティの北野誠と大橋麻美子です。
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金利について、「ひと言で説明すると、お金のレンタル料」と語る伊藤さん。
私たちが銀行に預金をすると付く利子は、銀行が私たちへ払っているレンタル料ということです。
逆に私たちが銀行にローンを組んで払っている利息は、私たちが銀行へ払っているレンタル料ということになります。
最近は金利が上がってきているため、預金の利子もローンの利息も上がってきているわけです。
金利の上がり下がりは、お金の需要と供給によって決まります。
お金が一定量だとして、預けたい人よりも借りたい人が増える、つまりお金に対する需要が増えると金利は上がりますし、逆に借りたい人が減ると金利は下がります。
金利が変動する要因
具体的に金利が変動する要因について聞いてみたところ、伊藤さんは主な要因を3つ挙げました。
1つ目は景気。景気が良くなると消費が増えて、企業はもっと生産しようと設備投資に積極的になり、お金の需要が高まって金利が上がりやすくなります。
2つ目は物価。物価が上がるということはお金の価値が下がるということ。
同じ100円でも昔なら板チョコ1枚買えたところが、今は買えなくなったということは、100円の価値、つまりお金の価値が下がったということになります。
そのため、現金をそのまま持っておくよりも、他のものを買ったり投資をしようという心理が働きやすくなります。
そして、お金を借りたいという需要が高まる一方で、貯蓄などでお金を預ける需要が減るため、結果として金利が上がる傾向となります。
インフレ傾向だとお金の置きっぱなしは損?
3つ目は為替で、みなさんも毎日ニュースで「1ドル=155円」などと耳にするでしょう。
例えば今後も円安になると予想される場合、ドルなどの外貨で運用しようという人が増えると思われます。
そうなると、円建て預金の解約や円資産の売却が増え、円での資金供給が減り、結果として円の金利が上がりやすい傾向になります。
デフレ時代はずっと金利が低いまま動かない状態でしたが、ここ最近は日本でもデフレ脱却の動きがあります。
伊藤さんは最後に「『景気』、『物価』、『為替』の3つをニュースで触れた場合は、お金の置き場所やローンの借り方を見直す合図と捉えていただいても良いかもしれないですね」とまとめました。
(岡本)
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