ホラーパニック風の夢。どう解釈すべきかしゃべり手がパニックに
『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)の名物コーナー「夢の話」は、リスナーから寄せられた眠る時に見るおかしな夢の話を、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介していきます。12月24日の放送では、小高アナが暴走します。
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「12月23日、文化センターで行なわれるクリスマスケーキの講師のお手伝いに行きました」(Aさん)
準備のため8時30分に来るように言われていたのに、生徒が来る時間と同じ9時30分に行き、生徒と一緒に調理をしたそうです。そして試食の時間。
「ケーキ教室なのに、なぜかもつ鍋ラーメンを作っていて、麺をすすっている時に自分が遅刻したことに気づき、講師に『すいません。お金払います』と言ったところで目が覚めました」(Aさん)
つボイ「今の時期やからクリスマスや。淡々と書いてあって反省ないなと思ったら」
小高「そうや、夢やった」
「お手伝いは初めてなので、よほど気になっていたのでしょうか。夢でよかったです。明日は遅刻しないように時間を紙に書いて目につくところに貼っておきます」(Aさん)
小高「現実を気にしすぎて、先に夢で見ちゃったのか」
つボイ「気をつけないかんよ、と夢が囁いた」
詩的な表現をするつボイ。
やっぱり羨ましい
「日曜日に昼寝をしていたら、姉からホームビデオを見せられる夢を見ました」(Bさん)
姉から「これはどこどこに行った時の」と言われた後、ビデオから「おめでとうございます。何万人目の入場者です。副賞は50万円です」と流れてきたそうです。そして始まるセレモニー。
「羨ましいなと思っているうちに目が覚めました。あんまり羨ましいんで、まだ姉には言っていません」(Bさん)
小高「お姉ちゃんがどっかのテーマパークに行って、何万人目に表彰されたというのは本当の話なんですか?」
つボイ「夢の話」
夢であっても羨ましがるBさんのおたよりに、ちょっとこんがらがる小高。
ホラーパニック
「この夢、叶ったらまずい。高校で、クラスでもおとなしい女の子がついにキレて、建物を占拠して、学生を閉じ込め、次々と殺していくのに巻き込まれた夢を見ました」(Cさん)
小高「逆バトルロワイヤルみたいな感じだね」
つボイ「こういう映画ってありそうやもんな。『キャリー』はいじめられて最後にえらいことになる」
『キャリー』は1976年、スティーブン・キング原作、ブライアン・デ・パルマ監督の映画。
「建物の階段は、奇数階だけ繋がっているものと、偶数階だけ繋がっているものが交わっており…」(Cさん)
つボイ「複雑な形をしておりますねえ」
階段論争
Cさんの見た夢の階段はどうなっているのでしょうか?
小高「2階から4階にしか行けん。1階から3階、5階にしか行けない。それが混ざりあってるの?それ普通の階段やん。ねじねじしてるとか?」
つボイ「ようわかりません」
階段はどうなっているのか?もう一度、読み返すつボイ。
「奇数階だけ繋がっているものと、偶数階だけ繋がっているものが交わっており」(Cさん)
つボイ「交わってるから」
「普通の階段やん!」と声を合わせて笑うつボイと小高。
説明してる場合じゃない
「隣り合わせで交差している空間を利用して隣の階段に渡り、何とか逃げて」(Cさん)
つボイ「いま大変なことが起こっとるのや。階段の説明してる場合じゃない」
小高「本当は3階に行きたいのに、偶数の階段の方に行っちゃったらいけなくなる。でもねじねじしてるからひょいと移るんや」
「交差している空間を利用して隣の階段に渡り、何とか逃げて仕事に戻るという流れでした」(Cさん)
つボイ「平然と仕事に戻ってる。警察に届けたりせえへんのか」
小高「逃走劇の時は、階段をガーッと逃げ切るシーンがありそうですもんね」
終わりのないふたりの会話
Cさんの夢の階段がどうしても気になると言うつボイ。小高も独自の部分に注目していました。
つボイ「偶数なら偶数、奇数なら奇数で繋がってるなら、とりあえずそれ使って下りたらええやん」
小高「自分の行きたかったところは、偶数の階段上ってるのに、奇数にあるんですよ。平然と座る席が」
つボイ「とにかく逃げたらええんやから」
小高「逃げて何事もなかったかのように、そこに座りたいの。何で私がこんな話してるの?分からん」
夢全体のことを話すつボイに対して、小高は「仕事に戻る」の部分にこだわりがあるようでした。
つボイ「この階段使ったら、効率よく一階飛ばしで逃げてけるんやて」
小高「でも最後は平然と仕事をしてたいんです。そこがゴールなんだもん」
堂々巡りのふたりの会話は、まるで不条理な夢のようでした。
最後まで食い違う
「最近とても気持ちよくて、とても危険な夢を見ました。何もないだだっ広い空間で立小便をするだけの夢です」(Dさん)
小高「確かに気持ちいいけど、怖いかも」
「もうお分かりですよね。現実世界で飛び起きた私は限界ギリギリでした。ごめんなさい、嘘つきました。ちょっとパンツを濡らしました」(Dさん)
つボイ「夢の中では爽快やけど、これ危険な夢や」
小高「でも夢の中でちょっと怖さも感じてたわけでしょう?何もない暗いとこで」
独自解釈に走る小高。「危険な」というのは見終わった後の感想だと説明するつボイ。
小高「夢で恐怖を感じていたんです。夢が『あんたヤバいで』って言ってくれてるんですよ」
つボイ「いつの意識なんだろう、この文章は」
自信満々の小高に、つボイは自分の言ったことに不安を覚えたようでした。
小高「今日の夢判断は意見が食い違いますね」
つボイとの会話が噛み合わないにもかかわらず元気いっぱいの小高。この日はコーナー自体が、まるで夢の中のようなおかしな状態でした。
(尾関)
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