味付けのフォローまで?意外と役立つ「鍋もの指数」
10月も終わろうという時期を迎え、寒さがようやく身に染みるようになってきました。特にこの週末は全国的に天気が下り坂だったこともあり、関東では師走並みの寒さとなったようです。そんな中10月25日に放送されたCBCラジオ『石塚元章 ニュースマン!!』では、気象協会の廣山さんが寒くなってくると食べたくなるアレについての話題を取り上げました。CBC論説室の石塚元章特別解説委員と加藤愛が、季節にぴったりのトークテーマで盛り上がっています。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く鍋シーズン、到来
秋もすっかり深まり、もうじき冬が顔を出そうかというこの時期。体の中から温まるようなアツアツの料理が恋しくなり始めるタイミングです。
廣山「鍋ものの話をしようかと思います」
日本気象協会の調べによると、鍋つゆの売上は最低気温が15℃を下回る頃からぐっと伸び始めてくるそう。そして最低気温が12℃を下回る頃には売上のピークを迎え、鍋つゆの需要が最も高まるのだとか。
廣山「今週の名古屋の最低気温の推移を見てみると、火曜日あたりから15℃を下回る日が多くなってきていました」
天気も優れず週末も寒かったため、今シーズン初鍋をしたという人も多かったのではないでしょうか。気がつけばスーパーやドラッグストアでも、鍋つゆの売り場がかなり幅を利かせているように思います。名実ともに、いよいよ鍋の季節となってきました。
好調な鍋つゆ市場
実は鍋つゆ市場は、近年どんどん成長を見せているのです。昔ながらの味に加えて韓国の参鶏湯や中国の火鍋、洋風のトマト系やクリーム系、ブイヤベースなど多国籍なテイストが開発されたり、カレー鍋や胡麻豆乳鍋などの新しく登場した味が定着し、鍋つゆ市場を拡大させているのです。
廣山「皆さんも好きな鍋つゆがあるのかと思いますが、いかがですか?」
加藤「迷うなぁ。なんでも好きなんですけど、ポン酢でさっぱり食べるのも良いんじゃないかなと思うんですよね」
石塚「それいいね!スープに味をつけるんじゃなくて、手元にポン酢を置いてつけて食べるんだ」
一方の廣山さんのお気に入りはキムチ鍋だそう。
廣山「ちょっと体が温まるのがいいです」
石塚「僕はカレー鍋も好きですよ」
スタジオでも好みが分かれる結果となりました。鍋つゆの種類は本当に豊富なので、売り場をチェックしてみると自分の好みに合うものや、「こんな味まで!?」というものがきっと見つかるはずです。
献立を提案
廣山「ところで日本気象協会では『鍋もの指数』という数字を発表しておりまして。ネットで検索すると出てくるかと思うのですが」
「鍋もの指数」とは、寒さや空気の乾燥具合から「鍋料理のおすすめ度」と「どんな鍋が食べたいか」を合わせて表しているものです。
数値が高ければ高いほど鍋が食べたい、と感じる指数となっており、その数値に合わせて様々なメニューを提案してくれるようです。
例えば気温が低い日にはコッテリ系や辛い系の鍋つゆ、そんなに寒くない日にはあっさり系の鍋つゆといった具合に。
廣山「来週の名古屋市は、水曜日にさしかかると最低気温が10℃前後とさらに冷え込みそうな予報となっています。この辺りの気温になってくると、鍋のおすすめはコクのあるあっさり系ちゃんこ鍋です」
気温に合わせてメニューも考えてくれるなんて、毎日の献立にお困りの方にとっては救世主となるかもしれません。
シメも欠かせない
そんな中、リスナーからはこんな投稿が寄せられました。
「私はとんこつ醤油鍋が好きです。シメに麺を入れるのですが、シメのシメとして雑炊をしてしまうこともあります」(Aさん)
加藤「分かるー!」
美味しい鍋つゆで肉や野菜を堪能した後、残ったスープに中華麺を入れてラーメン風にして食べるというAさん。しかしその麺を食べた後にも、まだ鍋には肉や野菜の出汁が染み出たスープが…。
これが一番美味しいといっても過言ではありません、残す手はないです。ご飯を投入して雑炊にし、余すことなく鍋を味わうのだとか。
さて、そんな鍋の醍醐味ともいえる「シメ」、皆さん何が好きなのでしょうか。
廣山「うどんが好きですね」
加藤「雑炊!」
石塚「私はラーメン系がいいです」
鍋つゆの好みからシメの種類まで、幅広い楽しみ方ができるのが鍋のいいところ。気象協会の鍋もの指数を参考に、今夜は美味しいお鍋で温まりませんか?
(吉村)
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