20代、30代の男性にアートメイクが人気、中高年にも広がるか?

最近、女性に限らず特に若い男性でもファンデーションや眉のメイクをしている姿を街で見かけるようになりました。また、今や化粧販売員を男性も行う時代で、メイクは女性だけのものではなくなってきています。6月20日放送『CBCラジオ #プラス!』では、パーソナリティの天野なな実が、20掲載の『日経MJ』(日本経済新聞社)の男性の美容医療に関する記事を紹介しました。聞き手は竹地祐治アナウンサーです。
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美容医療でよく知られているのは、シミやホクロの除去、歯のホワイトニングなどの他、他にはお肌の悩みを解消するリジュランなど、今やその種類は多岐に渡っています。
その中でも30代以下の男性の間で浸透しつつあるのが、アートメイク。
これは表皮から0.02mm程度の浅い皮膚に色素入りの薬剤を2、3回ほど注入することで、肌に色味を入れるというもの。
時間が経つと肌のターンオーバーによって色素は少しずつ薄れていくため、持つのはだいたい2年ほど。
タトゥーのように一生消えることがないというわけではないため、ハードルも高くありません。
アートメイクはもちろん女性の間でも流行っていて、スッピンがきれいになる目的で行ったり、出産してすぐに親子で写真を撮った時にきれいに写るため、事前にアートメイクをしておくといったこともあるそうです。
美容医療の先駆け?
眉の形を整えるサロンに通っているという天野。そこでは実際に美容医療を利用している男性を見ており、確実に増えてきているのを実感するそう。
ここで竹地が思い出したのが、かつて眉の美容医療を行った男性アナウンサーがいたこと。
それが『アッコにおまかせ!』(TBS系)などに出演したTBSの元アナウンサー・岡崎潤司さん。
90年代のことですが、韓国に渡って眉毛に墨を入れたそうです。
当時から韓国は美容大国であり、男子の美容医療の先駆けだったのかもしれません。
中高年にも拡大
美容医療を受ける男性には、「コンプレックスを克服したい」との目的があるようです。
「女性にちょっとでも良い印象を与えたい、モテたい」という思いがあるからか、特に若い男性が利用しているようです。
ただ、読売新聞が14日に報じた記事によれば、実は中高年にも美容に興味を持つ男性が増えています。どうやら「イケオジになりたい」という人が増えているようです。
世代は違いますが、大谷翔平選手が男女兼用ブランドのCMで起用されたことで、男性にも美容の需要が広がってきているそう。
天野はこの傾向について、「象徴的な方が出ることによって、やっぱり男性もちょっとずつ意識が変わっていくのかなと思って。すごく良いことですよね、みんなきれいになるって」とコメント。
今まであまり広くなかった市場ですので、これからどんどん市場が拡大していくかもしれませんね。
(岡本)
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