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温暖化が加速!気温1度上昇ごとに1日のご飯が0.5杯減る?

温暖化が加速!気温1度上昇ごとに1日のご飯が0.5杯減る?

地球温暖化は様々な悪影響をもたらし、異常気象や生態系の変化など多岐にわたりますが、食糧不足もそのひとつ。地球温暖化で世界の平均気温が1度上がると、小麦やコメなど主な食料の生産量が世界全体で1人1日あたり120キロカロリー分減るとの推計が、米中の研究チームでまとめられました。6月19日の『CBCラジオ #プラス!』では、朝日新聞の記事を基に永岡歩アナウンサーと山本衿奈がこの話題を取り上げました。

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減るのは米、大豆、小麦、キャッサバ…

世界の平均気温は昨年、産業革命前から1.6度上昇。
このまま温室効果ガスの排出削減が進まなければ、今世紀末には4度上がる見込みです。
120キロカロリーは茶碗にすると0.5杯分。

山本「ということは…ご飯が…」

永岡「2杯分、なくなっちゃうよって」

減少はコメだけではありません。
温室効果ガスの排出削減が進まない場合、今世紀末の生産量は、小麦は米中などで3割から4割減り、大豆はアメリカで5割減る見込みです。

コメは中国や日本の一部では生産量が増えますが、ほとんどの地域で落ち込み、低所得国で重要な栄養源となっているキャッサバはほぼ全域で生産量が減少。
大切な栄養源を摂れないといった大きな問題になってしまいます。

永岡「『熱いだけやん』っていう話じゃない。実はこういうの全部繋がってて、結局この世代、孫の世代、さらにその先の世代にめちゃめちゃ負の遺産残しちゃうよっていうことになってるね」

個人でできる対策を考える

これだけ温暖化が進んでいる中、私たち個人にできることとはなんでしょうか。

山本「無理のない範囲での温暖化対策、省エネとかになってくるんですかね」

永岡「暑い時にエアコン使わないっていうわけではないですよね。いま自分たちが生きることがまずね、ひとつ大事でございますけど」

我慢をしない省エネはひとつ方法かもしれませんが、他に挙げられるのは食料安全保障のための工作地の拡大。
しかし農地の拡大は当然森林伐採や気候変動への悪影響を及ぼす恐れがあります。

効果的な対策とは

では、効果的な温暖化対策とはなんでしょうか?

2022年、世界で捨てられた食品の推計は、1日10億食分です。

永岡「0.5杯分減ったって全然平気なぐらい、実はあるところにはあるし、ないところにはないという状態になってるから」

この廃棄された不必要な部分を削っていかなければ、問題解決へ進めません。
作るだけではなく、無駄の削減に目を向けることも重要です。

「食事を残さず食べ切る」。
一人ひとりの「当たり前」の積み重ねが、未来を守ります。
(ランチョンマット先輩)
 

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