昔は寛容だった?芸能人の不倫に対する世間の目

週刊文春が既婚者である俳優の田中圭さんと、同じく俳優である永野芽郁さんの交際を報道した件をめぐって、テレビやラジオへの出演にも変化がありました。NHKは永野さんが来年放送される大河ドラマ『豊臣兄弟!』への出演を辞退したと発表。またニッポン放送も、永野さんがパーソナリティを務める「永野芽郁のオールナイトニッポンX」の終了を決めました。この話題に関して5月20日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、永岡歩アナウンサーとともに意見を交わします。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く本人たちは否定
田中さんと永野さんの不倫に関しては、4月24日に発売された『週刊文春』にて報じられました。
プライベート写真やLINEでのやり取りが流出し、批判も多く集まっているようです。
小高「ニュースになるくらい、社会的に大きな話題となっていますね」
永岡「それだけ影響が大きいんでしょうね、CMも放送されなくなったり」
ふたりが自宅で会ったことは認めているようですが、不倫や交際の事実に関して本人同士は否定しています。
しかし、永野さんと田中さんが出演するCM動画やバナー広告などは、企業の方針により軒並み削除されている状況です。
不倫の今と昔
このニュースを受け、つボイは不倫に対する世間の見方が大きく変わってきていることを感じたようです。
つボイ「今はこういう時代なんやなと思います。昔もこういう話はいろいろあったけど、ここまで徹底的にやられるということはなかった」
昔は不倫が報じられても、すべての仕事を失うほどの事態にはならなかったと思い返すつボイ。このところ芸能人の不倫は社会現象になるほど大きく取り上げられ、芸能活動がままならなくなるパターンがほとんどです。
永岡「丹波哲郎さんとかがそうでしたね。奥さん以外の人がいてもそのまま俳優を続けられていたりして」
俳優であった丹波哲郎さんは愛人や隠し子の存在が報道されても、それらを認めた上で変わらず活動を続けていたのだとか。
そんな芸能人の不倫に関する情報は、長らく京都で仕事をしていたというつボイの耳にも数多く飛び込んできていたそう。
つボイ「あそこの店は〇〇さんの愛人がやってる店だとか、他界されたら『これでまた祇園に3,4人は後家さんができるな』って話があったり。別にそれをいいと思って言っているわけじゃなくて、普通にあったんです。そういう時代だった」
社会が寛容だったのか、「芸能界とはそういうもの」というイメージがあったのか。そういった事実があっても今ほど猛烈な批判は起こっていなかったようです。
なぜ女性ばかり?
一方小高はまた違った観点でこの件を見ていました。
小高「この話題ってふたりの俳優の話のはずなのに、何となく永野さんの方が大きく叩かれているのはちょっと何でかな、というモヤモヤ感もあります。庇うわけではないですけれど」
この疑問に対して、永野さんがもともと俳優として持っていたクリーンなイメージとの剥離が大きかったのではと考察する永岡。
永岡「俳優さんの持つそういったイメージに対して、スポンサーさんが付いていたわけですしね」
加えて仕事量も影響しているのでは、と推測します。
永岡「現在これだけの仕事をされている永野さんに対して、男性の方は準備期間であったりしてあまりメディアに出ていなかったようなので。降板という話になっていないというのはありますね」
CM出演やブランドアンバサダーなどを複数務めていただけに、こういった事態となって結果的に永野さんの方が目立ってしまった節もあるのかもしれません。
もちろん不倫は許された行為ではありませんが、一方でつボイが感じたように、不倫に対する批判を超えた炎上騒動は年々過激になっていっているようにも思います。
(吉村)
番組紹介

読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。