警察を名乗る詐欺電話。対策はどうすばいい?

日々進化する詐欺の手口。騙されないよう、新しい情報や知識をつけておこうというのが、CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「オレオレ詐欺のコーナー」。5月15日放送では、つボイノリオと小高直子アナウンサーがリスナーの体験談を紹介します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く5000万円詐欺にあう
まず最近の事例です。
5月11日、滋賀県草津警察署は、草津市の女子大学院生24歳が出入国管理局職員を名乗る男から現金5000万円を騙し取られ、現在特殊詐欺事件として捜査していることを発表しました。
昨年12月16日、この大学院生の携帯電話に同局職員を語る男から電話があり、中国語で『あなたの名義の携帯電話が投資詐欺の電話に使用されている』などと言われました。
外国の警察官を名乗る男らのやりとりで『口座のお金が合法なものかどうか確認する』と指示され、9回にわたり指定された国内外の口座に入金したとのこと。
このニュースに対してリスナーからの意見が。
「この女性は新聞等のニュースを見なかったのかと悔しまれるし、悲惨な出来事だと思います」(Aさん)
小高「そもそも日本の国内で、外国の警察の人が自由に調べることができますかね?」
つボイ「冷静に考えるとそうですが、いろいろ向こうも考えてくるのかも」
正しい番号にかけ直す
警察を名乗る詐欺はまだまだあります。
「義理の息子(40歳)の携帯に、山口県警を名乗る男から詐欺の電話がきました。
『〇〇さんの携帯ですか?山口県警で詐欺の捜査線上にあなたが挙がっています』と言われました。
義理の息子はドキッとしましたが、『山口県警のどの署ですか?私からかけ直しますので、所属を教えてください』と言ったら、電話を切られました」(Bさん)
小高「正しいですね」
どうやら携帯番号と名前が、犯罪グループに流出しているようですが、冷静に対応できたようです。
小高「最近警察を名乗ることがあるようなので、所属を聞いてこのように自分で調べてかけ直すのがいいですね」
つボイ「向こうが言う番号にかけたらいかんですよ」
ただいま生放送中!
他にも電話にまつわる投稿も。
「いま、+9715…という番号から電話がありました。
調べてみると、アラブ首長国連邦からでした。結構くどく呼び出していましたが、みなさんも気をつけてください」(Cさん)
つボイにも怪しい電話はよくかかってくるようです。
つボイ「放送中によくかかってきています。これは私をよく知らない人やなと思います。もう30年以上生放送をやっていますから」
無言で抵抗
「私は受話器は取りますが、何も言いません。向こうもこっちが声を出すまで何も言いません。
向こうが何も言わないのは、取ったこっちが男か女か、大人かこどもか老人かと探っている気がしてガチャンと切ります。
ナンバーディスプレイがあるので知人だとわかりますし、本当に用事がある人ならまたかけてきます。
うちに用があって電話をかけてくる人は『もしもし』と、とりあえず声をかけてください」(Dさん)
つボイ「ディスプレイで確認して知らないときは出ない方がいい。でも悔しいので、出て、相手に電話代を払わせて何も言わず切る。
すると『向こうは成果もなく、電話代を払わせてやったざまぁみろ』というのはできないですか。一矢報いたいじゃないですか」
小高は「これは絶対に怪しいとわかるものは出ないのが無難ですよね」と苦笑しました。
(みず)
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