外国産米って実際どうなの?炊き方のコツも紹介!

5月13日、TBSなどが報じたところによると、流通大手のイオンがコメ不足に対応するため、アメリカ産100%の輸入米を販売することがわかりました。6月6日から順次販売予定で、価格は4キロで2,894円とのことです。5月14日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、外国産米に関する投稿をつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。
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「イオンが外国産の米を販売するそうです。値段はもちろん安いです。私も買いたくなります」(Aさん)
異例のコメ不足に対して政府も備蓄米の放出などで手を打っていますが、店頭で見かけない、もしくは見かけてもさほど安くないと、いまひとつ効果が実感できないでいる状況です。
コメの価格は依然として高止まりで、明日の食事も困っているという声も。代わりにパンやパスタなどの小麦製品の売り上げが非常に伸びているようで、このまま事態が好転しなければ日本の食卓事情が大きく変わっていってしまいそうな予感さえします。
イオンがコメ不足を背景に輸入米を販売するのは初めてのことで、低価格を維持することで消費者のニーズに応えていきたい考えのようです。
こだわりがなければ
今回の件は、日本だけでなくアメリカ側もかなりの好機と捉えているようで、アメリカのジョージ・グラス駐日米国大使も、「日本最大のスーパーマーケットチェーンが100%のカルローズ米を提供することは、本当に歴史的なこと」とのコメントを発表しています。
「秋になって新米が出回っても、そう簡単に値崩れはしないと思いますよ。どうしても国産にこだわる人を除いて一度試してみませんか?」(Bさん)
小高「アメリカ側から見ると、いいチャンスになったみたいですね」
つボイ「一度は買ってみたいですよね」
「おいしくなさそう」「安全が心配」などのイメージから、外国産米を倦厭している方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。つボイと小高は、「試してみたい」と積極的な姿勢です。
つボイ「それに自分の家で試さなくても、外食の時に口にすることもあるかもしれませんね」
一般家庭だけでなく、コメ不足で大打撃を受けている外食産業にとっても助け舟となりそうです。
美味しく炊くには
実際に外国産米を食べたというリスナーからの感想も届きました。
「カリフォルニア米の『カルローズ』を食べました。国産米と同様の水加減で炊いたら少しパサパサなような気がしましたが、水を少々増やしてさらに麦飯にしたら全く違和感がなく美味しかったです」(Cさん)
つボイ「水の量を変えたらちょうど良かったということですね。日本の米でも、古米なんかだとちょっと水を多く加えません?」
日本とは異なる気候で栽培されたカリフォルニア米は、一般的に粘り気が少なく食感が軽めだとされています。水加減を調整することで日本米特有のもちもちとした食感や粘り気のあるご飯に近い炊きあがりになるようです。
それだけの手間で安くて美味しいお米が食べられるのならば、多くの人が満足するのではないでしょうか。
気付かないほど?
小高からも興味深いエピソードが語られました。
小高「観光なんかで外国に行くと、スーパーにお米が売ってるんですけど。パッケージが結構日本風なんですよ」
まるで日本の米かのように、筆で書かれたような文字が大きくあしらわれたパッケージで販売されていたとのこと。
小高「それで外国に住んでる日本人が『日本のお米かな?』と思って買っていくんだけど、よくよく裏を見てみるとカリフォルニア米だったりするみたいで」
外国産米だということを知らず知らずのうちに買って食べていても、気が付かないほど味に遜色がないのだとか。
小高「その位、結構いい品質みたいです。もちろん食べ比べれば日本のお米の方が美味しいのかもしれませんが」
今回の外国産米の輸入が、長引くコメ不足に一石を投じることになるのでしょうか?
しかし一方では、日本の米農家や自給率を心配する声も上あります。まだまだ長い目でこの問題を見据えていく必要がありそうです。
(吉村)
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