大阪・関西万博開幕から1か月。CBCアナウンサーおすすめのパビリオンは?

大阪・関西万博は開幕から1か月を迎えました。実施主体の日本国際博覧会協会は、開幕した先月13日から今月10日までの4週間で、一般来場者数は241万人余りだったと発表したようです。5月13日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、万博好きのつボイがこの話題に注目しました。小高直子アナウンサーと佐藤楠大アナウンサーも交えてトークに花を咲かせる中で、佐藤アナがおすすめパビリオンについて語りました。
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万博協会長は会期序盤の来場者数について「順調に推移している」と評価した上で、「今後増加する」という見方を示しました。
ただ協会が見込む「会期全体で2,820万人の来場」には、1日平均でおよそ15万人に訪れてもらう必要があるのに対し、これまでで最も多かった開幕日でも12万4,000人に留まっているようです。
来場者を対象としたアンケート結果も同時に公表しており、こちらは「満足したか」について「そう思う」「ややそう思う」合わせて79.7%に上ったそうで、まずまずの結果が出ていました。
小高「前回の愛・地球博と比べると出足が非常に好調みたいで。入場者数ってだいたい右肩上がりになってくる傾向にあるので、このまま順調にいくといいんじゃないかって言われてますけどね」
現在のところ来場者は見込みよりも少ないようですが、つボイはこの1か月ですでに2回足を運んでいます。
つボイ「私は1970年の大阪万博に行けなかったこともあり、『今度は行ってやろう』という強い思いがあったのでね」
小高「通し券も買ったしね(笑)」
このままでは赤字
しかし今のところ、目標達成の見込みは厳しいと言わざるを得ません。
つボイ「損益分岐点は15万人なんですよ。15万人来ると赤字がなくなるという事なんですが、1回も越えておりません」
一番期待値が高く来場者が多いはずの初日、そして客足が増えるゴールデンウィーク、そのどちらも目標の15万人を下回っているという状況です。ポジティブな意見も多いですが、まだまだネガティブな意見も散見されます。
これに対してつボイは「批判があっても仕方ない」と考えているよう。
つボイ「税金がかかってるからね」
小高「そうなんですよ、成功してもらわないと困っちゃいますよね」
つボイ「万博についてとやかく言わない人もいますよ。でも言う権利はみんなにある。僕らの税金でもって行われているイベントですから。そりゃ一言でも二言でも、どなたでも言う権利がある」
それらの意見を吸い上げていかに反映させていくかが、赤字回復に繋がるカギとなりそうです。
気分はテーマパーク
小高「佐藤さんは行きましたか?」
これまでに取材で2回ほど訪れたという佐藤。
佐藤「気軽に行けない国の文化に触れられるのは貴重ですし、あとはやっぱり会場の雰囲気が良かったです」
「大屋根リングの中に囲まれたテーマパークのような感じ」と語る佐藤は、その場にいるだけでもワクワクして楽しかったと振り返ります。
佐藤「迷っている人は1回行ってみてほしいです」
つボイ「私も言いたいことはいろいろありますが、結局ああいうお祭りが好きなんですよ。とにかく行けば楽しい」
イベント特有の非日常感、高揚感を味わうことができるのも万博の醍醐味かもしれません。
佐藤アナのおすすめ
つボイ「どこが良かった?」
佐藤「ベトナム館の水上人形劇がすごく面白かったです。ちょっとユーモラスな絵柄の人形が、音楽とともに水の中からひょこっと出てきて」
水上人形劇は、1000年の歴史を誇るベトナムの伝統芸です。水が張られた特殊な舞台でカラフルな人形達が動き回る様子は圧巻で、伝統楽器の演奏が物語をさらに盛り上げると評判のようです。ベトナム館では1日4回上映されているとのこと。
佐藤「本来なら現地でしか見られないし、実際にベトナムの方がやられているので。旅行に行ってもなかなか見られないレアなものが見られてワクワクしました」
小高「見に行きたくなっちゃった」
つボイ「私はまた行きますよ」
開幕1か月を経て、まだまだこれからといった様子の大阪・関西万博。これから厳しくなる暑さにどう対応していくかにも焦点が当たっています。
(吉村)
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