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新人アナが岐阜県海津市と愛知県蟹江町で地元に愛される人気メニューを全力で紹介!

その町以外ではあまり知られていないけど・・地元の人はみんな知っている!
その町で生まれ、町に根づく愛されフード。
CBC新人アナウンサー・神戸生まれ東京育ち、地方初心者の松本道弥アナが調査していきます。まずは、岐阜県海津市。海津といえば、「おちょぼさん」と呼ばれて親しまれている千代保稲荷神社の参道グルメ、串カツなどが有名ですが・・:

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されFOOD

ほぼ海津市だけ愛されフードは『ギスパ』。このフードが有名と教えもらったイタリアンレストラン「フォンテンブロー」へ。
約50年前の昭和46年、『ギオン』という名の喫茶店としてオープン。27年前にフォンテンブローと店名を変え、当時はまだ珍しかった石窯を入れピザを中心としたイタリアンレストランをスタート。地元の食材を使ったピザメニューが人気ですが、創業当時からの看板メニューは、店名が変わった今も「ギスパ」。

アツアツの鉄板にのったデミグラスソーススパの上には、たっぷりのチーズ!混ぜ合わせるとチーズが麺一本一本に絡みつき、その濃厚な味わいが、海津市民をトリコにしています。ギスパが誕生したのは、お店のオープン当時に喫茶『ギオン』の看板メニューを作りたいと考えた店主が、当時名古屋の喫茶店で流行っていた鉄板ナポリタンをヒントに、
デミグラスソースで味付けしたスパゲティを作り、ギオンスパゲティと名付けました。
つまり『ギスパ』は、省略されたニックネームなのです。

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されFOOD

しかし店の名前を「フォンテンブロー」と店名を変えた時、店主の伊藤さんは、イタリアンの店に『ギスパ』は合わないと、メニューからなくしてしまったそう。
その後、お客さんからの要望で復活。その後は、海津の町に根づきなくてはならない存在になっていた『ギスパ』。現在は2代目の正登さんがデミグラスソースの味を少しずつ進化させていて海津の味となっている『ギスパ』を守っています。

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されFOOD

続いては、愛知県蟹江町。こちらのほぼ地元だけ愛されフード「いなまん」とは?
こちらは、魚を使った郷土料理のようで、和菓子のまんじゅうではないそう。
『いなまん』を出す店は蟹江町で3軒のみ。そのうち1軒の「料理旅館・湯元館」に伺いました。

120年もの歴史があるという、「イナ」という魚を使った郷土料理。
一見、普通の焼き魚のようですが、実は身の中に銀杏やゴボウ、シイタケを合わせた
味噌がぎっしりつまっています。
イナとはボラの小さいときの呼び名で縁起のいい出世魚。町を流れる蟹江川は汽水域に近いため、昔はイナがたくさんとれ、川沿いにあった料亭の主人が「いなまん」を考え出し、
祝いの席に欠かせない郷土料理となったそう。

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されFOOD

中の味噌は甘く味付けし、銀杏や根菜を合わせ、柚子でほんのり香りづけ。
イナを傷つけず中骨をとるには専用の包丁と、熟練の技術が必要です。
骨をぬいたイナのおなかに味噌をたっぷりつめこむので、『まんじゅう』とよばれる珍しい料理。ほどよく脂がのった身と味噌の相性は抜群なんですが…

実は現在、肝心なイナが全く手に入らないという切実な問題が!
一般の市場では、ボラに成長する前に、水揚げされることがほとんどないとの事。
今回は、保存してある貴重なものをいただきましたが、イナがないとできない料理です。
「蟹江町の伝統ある料理なので、なんとか後世に残していきたいと思って・・」
蟹江の料理屋さんはイナを捕ってくれる漁師さんを探しています。

1月28日(金)CBCテレビ「チャント!」より

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