1箱810円!?「大人のラムネ」が人気 その秘密とは

1箱810円!?「大人のラムネ」が人気 その秘密とは
CBCテレビ/「チャント!」

今、大人たちが「ラムネ」を求めて行列を作っているのをご存じですか?
子どものときはよく食べたけど、大人になってからはあまり口にする機会が減ったラムネ。なぜ今、大人に人気なのか。

大人が行列を作って買うのは 新食感の「生ラムネ」

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大人たちが行列を作っていたのは、2021年3月ジェイアール名古屋タカシマヤ1階にオープンした「ザ・ラムネラバーズ」。ラムネの専門店です。

店の看板商品は「生ラムネ」。口の中に入れた瞬間にほろほろっととける雪のような柔らかさが特徴で、ハニーレモネードや、オレンジティーなど高級感あふれる味わい。
砕いたラムネにクーベルチュールチョコレートとフレーバー粉末を合わせた「ラムネドルチェ」も人気です。

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「生ラムネ」は1箱810円(40グラム)と値段も高級、コンセプトはまさに“大人のラムネ”です!

そんな“大人のラムネ”を開発したのは、子どもも大人も知っている駄菓子「クッピーラムネ」を作るカクダイ製菓。名古屋市に本社を構え、創業100年超の老舗菓子メーカーです。

“大人のラムネ”が生まれた背景は ラムネ離れ 

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一番安くて1袋10円のクッピーラムネ。
その製造会社がなぜ、新たに1箱810円の“大人のラムネ”の開発に乗り出したのか?

商品企画部の吉田由希子さん
「全体的に見ると、大人のラムネ離れがあると思います。どうにかして、もう一度手に取っていただきたいという思いがありました」

少子化の影響もあり売上げは減少する一方。そこで、新たに大人向けのラムネ開発に踏み切りました。

クッピーラムネは、デンプンに香料や水などを投入して練り合わせた原料を、丸い穴の開いたローラーに流し込み一粒ずつ型抜きして押し固め、70度で20~25分乾燥させて完成です。実は「生ラムネ」もここまではクッピーラムネの製造工程と同じ。そこから企業秘密の工程を経て生ラムネに変身するのです。

CBCテレビ/「チャント!」

吉田さんによると、乾燥前のパウダー状のラムネがスタッフ間で評判だったようで、
これを生ラムネに製品化しました。

吉田さん「(乾燥前の生状態のラムネは)香料が飛んでおらず、一番おいしい状態になります。これを生ラムネにしてお客様に届けたかった。」

クッピーラムネと生ラムネ 「こどもだけでなく幅広い世代に愛してもらいたい」

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生ラムネは、他にもクッピーラムネと大きな違いがあります。

製造部の田中勉さん
「より本物の味にしたいということで高級な果汁とかペーストとかうちで扱ったことがない原料でつくりました」

駄菓子には使わないような、果汁やはちみつなど高級な材料にこだわっています。

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さらに、番組では生ラムネの秘密に迫るべく食品などの分析を行っているあいち食品工業技術センターで分析するなど、“大人のラムネ“を大解剖。
開発中の新製品や、愛知県内の酒蔵とコラボした大人向けの「クッピーラムネチューハイ」の話題も紹介しました。

CBCテレビ「チャント!」2月9日放送から。

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