なぜ東京のIT企業から独学で農業へ?三重・亀山市で見つけた移住の魅力

東京で外資系IT企業に勤めていた、三重県菰野町出身の萩さん。26歳の時に故郷への思いを胸に、三重県へUターンしました。しかし選んだのは故郷ではなく、亀山市の関宿。独学で農業に挑戦し、今では作った野菜をマルシェやオンラインショップで販売しています。今回は、萩さんの移住体験を通して、三重県亀山市の移住の魅力を探ります。
湧き水と山の景色にほれ込み農業の道へ

関宿から5分ほど歩くと、自然がいっぱいの場所に萩さんの農園があります。「めちゃくちゃきれいですね」と、よしお兄さんも感動するほど美しい環境で、湧き水も豊富に流れています。
(萩さん)
「野菜作りには、水は欠かせない」
農園を見渡すと、その広さに「めちゃくちゃ広いですね!」と、よしお兄さんも思わず驚きの声。
(萩さん)
「(移住する前)見に来たときに、湧き水があったり山を眺められる景色にほれ込んだ」

「この土地の自然を見て、魅力を感じて農業やってみたい」と思ったという萩さん。農業に最適な環境を探して見つけたこの場所で、独学で農業に挑戦し、今では作った野菜をマルシェやオンラインショップで販売しています。
農園はまだまだ開拓中で、火を囲むファイヤーピットや休憩できる場所も作っており、「自分たちのウエディングパーティーもしようと考えています」と夢も膨らませています。
地域の人々に支えられた移住生活

移住生活を支えているのは、温かい町の人たちです。農園の土地を譲ってくれたのが服部さん。普段から萩さんを見守ってくれています。
(服部さん)
「(萩さんの)体を見て、本当に農業ができるのかと思った。でも話を聞いたらやる気が見えた」
(萩さん)
「一番お世話になっています」

関宿の古い町並みにあるイタリア料理店でも、萩さんは野菜を納品しています。地域のお店とのつながりも深く、萩さんが農業を始めたころから野菜を気に入って料理に使ってくれているそうです。
(飲食店モーティヴ・一色さん)
「私も移住者の一人で。最近はこうやって若い方を含めて、関宿に新たに興味をもって来てくださるといいなと思います」
(萩さん)
「関にお住まいの皆さんを含め、いろんな方々に支えてもらって、ようやくここまでこれた」
「古い町並みと山が見えるこの景色に感動して、移住したいなと思った」と語る萩さんの言葉からは、亀山市への深い愛情が感じられます。

(よしお兄さん)
「本日の推しどころキャッチコピー!『自然、街、人。亀山移住で叶える夢の国』」。
町の人たちと支え合える生活も、この街の魅力の一つです。思い切って移住することで、新しい人生を切り開いた萩さんの体験は、多くの人にとって参考になるでしょう。
CBCテレビ「チャント!」2025年8月20日放送より
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