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途中で途切れた“不可解な道”!?地図から消える道も…愛知・岐阜の“橋にまつわる道”を調査

途中で途切れた“不可解な道”!?地図から消える道も…愛知・岐阜の“橋にまつわる道”を調査
CBCテレビ『道との遭遇』

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、全国100万キロ以上の道を巡ってきた道マニアの鹿取茂雄さんが、愛知県と岐阜県にある“橋にまつわる道”を巡ります。

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「新濃尾大橋」開通の裏で“地図から消える道”

CBCテレビ『道との遭遇』

鹿取さんが訪れたのは、岐阜県羽島市。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「総工費200億円以上をかけて、木曽川に悲願の『新濃尾(のうび)大橋』ができた。新しく開通する道もあれば、その裏でひっそりと引退していく昔からの道もある。今日は“使われなくなる道”“今行くべき道”を巡りたい」

CBCテレビ『道との遭遇』

2025年5月に開通した「新濃尾大橋」。全長は759mにも及び、岐阜県羽島市と愛知県一宮市の県境を流れる木曽川に架けられました。

「新濃尾大橋」の計画が動き出したのは、約30年前。4km上流にある「濃尾大橋」が慢性的な渋滞に悩まされてきたことから、新しい橋は地域住民にとって長年の悲願でした。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「30年かかった原因はいろいろあるが、その一つとして“イタセンパラ”という希少種の淡水魚を守らないといけないということでなかなか建設が進められなかった。イタセンパラをここから非難させることで、ようやく建設にこぎつけた」

CBCテレビ『道との遭遇』

橋の建設予定地周辺には、天然記念物であり絶滅危惧種にも指定されている淡水魚“イタセンパラ”が生息。

イタセンパラを保護するため別の場所へ避難させた上で、橋の建設工法を変えるなど試行錯誤を繰り返しながら、ようやく開通することができました。

今回は、そんな“橋にまつわる道”をテーマに、岐阜と愛知の道を巡ります。

440年の歴史に幕…新濃尾大橋の旧旧ルート「西中野渡船」

CBCテレビ『道との遭遇』

最初に向かったのは、1956年に開通した「濃尾大橋」の一世代前の道。「新濃尾大橋の旧旧ルート。いつでも人が通れるようになっている」と言い、新濃尾大橋から南下して歩行者しか通れない細い道に入っていきます。

CBCテレビ『道との遭遇』

川岸に到着すると、現れたのは木曽川を往来する船の乗り場「西中野渡船(にしなかのとせん)」。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「ここが木曽川で唯一残る最後の渡し船。橋はなく、渡し船が昔のルート」

CBCテレビ『道との遭遇』

国土地理院の地図にもルートが記されており、渡船でありながら県道指定されているため、正真正銘の道だと語る鹿取さん。

しかし、すぐ近くに新濃尾大橋が開通したことにより、近いうちに渡船の県道指定は外され、運航自体も終わってしまうそう。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「2026年3月末で廃止になる可能性が非常に高い。440年前からここに渡し船があり、当時は大名行列なんかもここを通っていた。大名が通る時だけ、対岸からこっちの岸までたくさん舟を並べて、舟橋を造っていた」

CBCテレビ『道との遭遇』

渡船は県道のため、誰でも無料で乗船可能。川岸に設置されている旗を掲げて対岸に合図を送ることで船を呼べ、800mのルートを約5分で渡ることができます。

CBCテレビ『道との遭遇』

西中野渡船の歴史は古く、始まったのは1586年(天正14年)。昔は“中野の渡し”と呼ばれており、440年にわたり住民に利用されてきました。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「岐阜県内に170以上の渡し船があった。今は、長良川で運航している“小紅(おべに)の渡し”と、“中野の渡し”の2か所しかない。ここが廃止されると、岐阜に残るのは1か所だけになる」

長年、地域の生活を支えてきた西中野渡船も、あと2か月で廃止予定。この船が役目を終えると、木曽川から渡船の姿は完全になくなります。

何のためにある…?不可解な構造をした「旧寺津橋」を調査

CBCテレビ『道との遭遇』

続いて訪れたのは、愛知県西尾市。使われなくなった道の中でも、構造がかなり変わっているという橋へ。

平坂入江に架かる「寺津橋(てらづばし)」に到着すると、そのすぐ隣には真ん中が途切れた「旧寺津橋」があります。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「これはなかなか他に例を見ない、変わった橋だと思う。真ん中でぶち切れている」

CBCテレビ『道との遭遇』

さらに、鹿取さんが最も気になっているのが、橋に付けられた階段を下りたところにある謎のスペース。旧寺津橋の入口は封鎖され、立ち入り禁止になっており今は使われていない様子。

欄干の違いから、旧寺津橋と謎のスペースは造られた時期が異なると推測しますが、一体どんな経緯でこのような特殊な橋になったのか…?

近隣住民に聞き込みしたところ、もともと旧寺津橋は対岸までつながっていましたが、昭和50年、すぐ隣に新しい橋が開通したことで旧道になりました。

その後、旧道の老朽化が心配される中でも利用する人が絶えなかったため、あえて橋の真ん中を切断する工事を行い、意図的に渡れなくしたとのこと。

CBCテレビ『道との遭遇』

また、旧寺津橋の真ん中を切断して通れなくなった後、市がこの場所を有効活用することに。もともと釣りが盛んな地域で、大会も頻繁に開催されていたことから、橋を改修して“釣り場”として整備することになりました。

完成後、約30年に渡り人気の釣り場として賑わっていたそうですが、こちらも老朽化により8年前に立ち入り禁止に。

橋がなかった時代はこの区間だけを往来する渡船があり、対岸の田んぼや学校などに行くために使われていたとのことです。

CBCテレビ「道との遭遇」2026年2月3日(火)午後11時56分放送より

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