国道7号の旧道から歴史を感じる!日本海沿いに残る新潟・山形の旧道を巡る旅

2024年1月23日(火)放送
国道7号の旧道から歴史を感じる!日本海沿いに残る新潟・山形の旧道を巡る旅

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、年間4万kmもの道をドライブする道マニア歴13年の片山俊宏さんが、日本海沿いに残る新潟・山形の旧道を巡ります。

一級国道の銘板も残る!国道7号の旧道にある3連隧道

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

片山さんと一緒に旅をするのは、秋田県在住のポーランド人男性。山形県から新潟方面へ車を走らせ、国道7号の旧道を目指します。

(道マニア・片山俊宏さん)
「旧道は悪い環境から良い環境に変わるものがほとんどですが、悪い環境のところを覗いて旧道から現道の歴史を感じたい」

国道7号は江戸時代、新潟市と秋田市を結ぶ「羽州浜(うしゅうはま)街道」と、秋田市と青森市を結ぶ「羽州街道」の2つからなり、日本の重要な縦貫道路として商人の行き来や参勤交代などで使われました。その海沿いの道には、今も旧道が多く残っています。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

到着したのは、新潟県に入ってすぐの場所にある「府屋(ふや)第二トンネル」。脇にある旧道を辿ると、2つ並ぶ隧道が出現!「府屋第二トンネル」のすぐ横にあるのは「間の内隧道」、さらにその隣にあるのは、鉄道の旧線跡です。

「間の内隧道」は、1963年に竣工。道幅が狭い上に交通量が増え続けたため、1978年に現在の「府屋第二トンネル」が開通し、わずか15年でその役割を終えました。通り抜けることはできませんが、隣の旧線跡を抜けると、「間の内隧道」の反対側の坑門が見られます。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・片山俊宏さん)
「隧道の名前が書かれた表札みたいなのがある。それは、道マニアにとってたまらない」

その小さな表札のようなものには「一級国道7号線」と書かれており、1965年の道路法改正以前の貴重な銘板であることがうかがえます。

さらに旧道を進むと、30mと短い「岬隧道」、その先には全長300mの「大崎山隧道」と3つの隧道が連なります。

山形県道50号の隣に眠る「油戸隧道」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

続いては、山形県鶴岡市の県道50号にある旧道へ。

(道マニア・片山俊宏さん)
「油戸トンネルの旧道を探してみたい」

片山さんが以前訪れた時は草が生い茂り、隧道を見つけることができなかったそう。冬になり草木が減ったところで、もう一度チャレンジしたいとのこと。

そして訪れたのは、「油戸南トンネル」。すぐ隣には車のすれ違いができないほどの狭い隧道があり、今は役目を終えて埋められています。

(道マニア・片山俊宏さん)
「この(油戸南)トンネルに旧道があるなら、すぐ北の“油戸トンネル”にも旧道があるはず」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

数年前に探索を行ったものの、見つけられなかった隧道を今度こそはと意気込みます。周囲を捜索すること30分、遂に隧道の一部を発見!

坑門に「油戸隧道」と書かれたこの隧道は、戦時中の1941年に竣工。付近には石炭鉱山があり、その運搬や生活道路として使われていたのではないかとのこと。1973年まで使われましたが、新しいトンネルができたことで役目を終えました。油戸隧道の入口は埋まっているものの、反対側まで繋がっているようです。

(道マニア・片山俊宏さん)
「あるはずだと思っていたけど、ここまで間近に寄れるとは思っていなかったので感激。見られて嬉しい」

1月23日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

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