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「正捕手なんて・・・。レギュラーキャッチャーでさえまだまだ」―井上竜の若き司令塔・石伊雄太が自身に“不適格”の烙印を押した最もたる理由

「正捕手なんて・・・。レギュラーキャッチャーでさえまだまだ」―井上竜の若き司令塔・石伊雄太が自身に“不適格”の烙印を押した最もたる理由
「サンデードラゴンズ」より石伊雄太選手(C)CBCテレビ

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

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CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい!との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。

4連勝のち3連敗―。嫌な流れを最も頼れるベテラン大野雄大投手が自身100勝目を手繰り寄せる力投で連敗を止めて迎えた5月3日の放送回は、プロ2年目にして竜の正捕手に一番近く、いまやチームに欠かせない存在となりつつある石伊雄太選手を特集。現在地における自己評価と手応え、そしてドラゴンズ不動の正捕手となるために必要なことについて胸中を語ったのだが、その表情は終始厳しく笑顔はなかった。その理由とは・・・。

胸中を明かす石伊雄太に悔しさが滲み出る理由

「サンデードラゴンズ」より石伊雄太選手(C)CBCテレビ

ドラゴンズの若き司令塔・石伊雄太選手。プロ2年目の今季は開幕からスタメンで出場すると、クリーンアップを任されるなど正捕手への階段を着実に上っている。しかし、本人にその感覚は一切ないことを明かした。

石伊選手:今の時点ではまだまだ・・・。正捕手というか。レギュラーキャッチャーにもまだまだ遠いなと思いますし。まだ、木下さん、加藤さん、その他にもキャッチャーはたくさんいますけど、自分の中でも「負けてるな。ここダメだな」と思う部分もたくさんあるので。正捕手という言葉はもらえないのかなというふうに思いますね

満足できない理由があった。開幕から波に乗れないドラゴンズは4月終了時点で勝率2割台の最下位。中でも今季最長の6連敗を喫した試合のうち、5試合でマスクをかぶったのが石伊選手だった。

石伊選手:自分の不甲斐なさというのを感じて。勝つということを目標に1試合1試合やっているので。それがなかなかつかないっていうところでは苦しいなっていう状況が続いています。正直打たれて負けるっていうパターンがほとんどなので。やっぱりキャッチャーとしての責任感じてますし、ここでタイムかけて声をかけに行ったら良かったんじゃないかなっていう場面は多々ありますね

進化した打撃は唯一の救い

「サンデードラゴンズ」より石伊雄太選手(C)CBCテレビ

チームの勝利のために試行錯誤を続ける中で大きな成長を遂げているのがバッティング。昨シーズンは85試合に出場して打率2割2分1厘、3本塁打。今季はここまで(5月3日時点)打率3割、2本塁打と進化を見せている。

石伊選手:チーム的にやっぱり勝ててないですけど、自分の中で打てているっていうのは唯一の救いかなと思います。昨年の成績というか、状態というのは超えていかないといけないと思ってますし。昨年の経験を活かしていろいろ試行錯誤しながらですけど、まだまだやれてない部分っていうのもたくさんあるので。そこも確認しながら1試合1試合やっています

明確に見据える目指すキャッチャー像

「サンデードラゴンズ」より石伊雄太選手(C)CBCテレビ

飽くなき向上心でさらなるレベルアップを目指す石伊選手。将来的に目指すキャッチャー像について明かした。

石伊選手:やっぱり勝てるキャッチャーですね。バッティングはもちろんそうだとは思うんですけどやっぱり守備のところで。どのピッチャーでもリードができて9回まで守って勝っている状況で座ってるっていうキャッチャーが一番良いキャッチャーだと思うので。そういうキャッチャーになりたいと思っています

NPB1位レジェンド捕手・谷繁氏から石伊への助言

「サンデードラゴンズ」より谷繁元信氏(C)CBCテレビ

この日のスタジオ解説は通算3021試合の球界最多出場記録の金字塔を打ち立て、ドラゴンズの黄金期を正捕手として支えた谷繁元信氏。石伊選手がVTRを通じて「試合の中で自分が配球をしていて何をしても打たれる時があるのですが、そういう時に谷繁氏はどう対策をされていましたか?」と助言を求めると次のように答えました。

谷繁氏:いろんなことをやってみるということじゃないですか。今はもうかなり試合に出てるんで、ちょっとパターン化してるところもある。まだ相手が“キャッチャー石伊”ということを意識されていないと思うんですよ。(相手打者の意識は)ピッチャーだけになっているんで。その辺でちょっと(打者と勝負する上で)キツさがある。そこをどう変えていくかってなると全く違うことをやる。今までの自分のパターンを一回出す(リセットする)必要があると思います。“キャッチャー石伊”を相手に意識させることです!

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。谷繁氏から石伊選手へ―。メヒア投手に7球連続カーブを投げさせた場面について厳しい指摘も

「サンデードラゴンズ」よりウンベルト・メヒア投手(C)CBCテレビ

今週のサンドラを観た感想・・・。4月30日の横浜DeNAベイスターズ戦、同点で迎えた7回表一死1、3塁。ピンチの場面で登板したウンベルト・メヒア投手に7球連続でカーブを要求した石伊選手のリードについて谷繁氏は次のように解説されていました。

谷繁氏:これ(7球連続カーブ)が一番良いという判断だったと思うんですね。最終的には打たれてしまったんですけど、メヒアと石伊の2人にちゃんとした意図があれば良いと思うんですね。ちゃんと説明ができれば。あとは石伊が同じ球種なんですけど、最後の(打たれた)ボールは真ん中に構えているんです。あれが勝負にいくのであれば、もうちょっと低く投げさせるとか、コースを外すとか、大事な勝負どころはメリハリをつけないといけなかったですね

今季のドラゴンズの負けパターンとしてリリーフ陣の不調、崩壊にばかり目がいってしまっていましたが、石伊選手を含めた捕手陣にも一因があることが窺える谷繁氏のご指摘。そして何よりそれを自覚していたのが他でもなく石伊選手だったことが分かる特集でした。印象的だったのは石伊選手がインタビュー中、一切笑顔を見せることなく厳しい表情に終始していたこと。悔しさと不甲斐なさと憤りのすべてが自分に向けられたものであるように感じました。井上監督が開幕前に挙げていたキーマンこそ石伊選手。キャッチャーとして今はまだ成長段階にある石伊選手がこの壁を乗り越えた時こそドラゴンズの逆襲の始まり。静かだけど間違いなく、その闘志を燃えたぎらせている石伊選手ならやってくれるはずです。

(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)

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