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“記録づくしのドラ2ルーキー”ドラゴンズ村松開人の魅力 無類の勝負強さで虎視眈々と狙うは新人王

“記録づくしのドラ2ルーキー”ドラゴンズ村松開人の魅力 無類の勝負強さで虎視眈々と狙うは新人王
「サンデードラゴンズ」より村松開人選手(C)CBCテレビ

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい!との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。

6月4日の放送回で共有したいトピックスは、ドラゴンズ村松開人選手の単独インタビュー。ここまでの村松選手は随所でドラフト2位ルーキーとしての期待に応える活躍を見せている。6月2日のバファローズ戦で今季2度目のサヨナラ打を放ち、新人がサヨナラ打を2本打ったのは2リーグ制後では球団史上初となる快挙であった。得点圏打率3割4分5厘の勝負強さでレギュラーの座を掴みつつある村松選手。“記録づくしのドラ2ルーキー”の活躍の原動力に迫ったインタビューは、開幕から2カ月が経過した今の心境から語られた。

オープン戦打率3割7分5厘。開幕スタメンを目前に無念の離脱

「サンデードラゴンズ」より村松開人選手(C)CBCテレビ

村松選手:プロはレベルが高いですけど、それ以上に自分のパフォーマンスができなかったら打てない。そこを一番感じているところです。しっかり対応できているところもあれば、全然対応できていないところもあるので、良いところと悪いところの半々で今はきています

内野のレギュラーが大きく入れ替わった2023年の立浪ドラゴンズにおいて、村松選手は即戦力としての期待を受けて入団した。春季キャンプを一軍で完走すると、オープン戦でも打率3割7分5厘をマーク。好調をキープしてレギュラー獲得は確実視されていたのだが、開幕目前に古傷の右ヒザを痛め戦線離脱。そこで開幕スタメンの切符を掴んだのは同じルーキーの福永裕基選手だった。離脱から開幕までの当時の心境を率直に次のように明かした。

村松選手:ちょうどバッティングフォームの感覚も掴み始めてきたところでケガをしてしまったので、自分としては悔しい思いもありましたし。開幕戦をテレビ越しに観ていたので、同期入団として負けたくない思いもありつつ、すごく悔しい思いはありました

“やってやるぞ精神”の塊。思い切りの良さが最大の長所

「サンデードラゴンズ」より村松開人選手(C)CBCテレビ

村松選手にとって現在の活躍の原動力となったのは“悔しさ”に他ならない。復帰後は着実にファームで結果を残して昇格の切符を手繰り寄せると、一軍のデビュー戦は4月28日のベイスターズ戦。エース今永昇太投手からプロ初安打となる二塁打を放つと、俊足を生かした内野安打で球界屈指の左腕からマルチ安打を記録して鮮烈デビューを飾った。

村松選手:(一軍に)呼ばれた時は「やっとか」という思いと「よし、やってやるぞ」という気持ちがあったので。試合当日はすごい緊張はしていたんですけど、ミスをしても思い切ってやる事が今後につながると思っていたので。そこは割り切ってやっていました

“記録づくしのドラ2ルーキー”の肩書きがつく始まりは5月14日のスワローズ戦。スワローズのエース小川泰弘投手から放ったプロ第1号はグランドスラムに。ドラゴンズの新人選手としてプロ初ホームランが満塁アーチとなったのは球団史上初の快挙であった。

村松選手:ノーアウト満塁だったので、初球から思い切っていっていいと思っていたので。思い切り積極性が出て良かったなと思います。その一本に満足することなく、狙ってホームランを打てる打者ではないので、結果的にそうなることが増えていけばいいかなと思います

同期・福永選手への競争心がさらなる向上心を

村松選手がスタメンに定着するとポジションを争った福永選手と二遊間コンビを組む機会が多くなった。福永選手とのルーキー二遊間については次のように語っている。

村松選手:お互いにルーキーというのはあると思うんですけど、試合に出ているからには関係ないと思うので。2人で二遊間を守らせてもらっている以上は思い切ってやるしかないと。福永選手のほうが結果を出し続けていますけど、個人として負けるつもりはないので。必死に食らいついていければいいかなと思っています

ライバルから刺激を受けてさらなる成長を目指す村松選手。今は打撃だけでなく課題の守備でも磨きをかけている。

村松選手:自分の中でこれはやってはいけないというミスもありましたし。試合をやっていく中で瞬時に対応してやっていかないといけないところを、まだまだツメの甘さが出たりとかがあったので。そこは練習から意識してやらないといけないと思っています

今季の目標と新人王への意識

「サンデードラゴンズ」より村松開人選手(C)CBCテレビ

インタビューの締めくくりは今季の目標について。新人王に向けては力強い宣言と不敵な笑みを浮かべた。

村松選手:残りの試合をしっかり完走することと、打撃でいえば打率3割以上を残したい。守備でもまだまだ未熟な技量だと思うんですけど、その中でも攻めていってどんどんアウトをとっていければいいので。個人的にはそういうところを目標にしたいと思っています。新人王への意識? 狙います! 自信? あります(笑)

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。ドラゴンズに足りないのは本塁打だけじゃない。それを補えるキーパーソンこそ村松選手だ!

「サンデードラゴンズ」より村松開人選手(C)CBCテレビ

今回のサンドラを観た感想・・・。村松選手のストロングポイント。それはなんといっても勝負強さでしょう。すでに絶好の場面でサヨナラ打を2本打っていることがその証。ドラゴンズは長らく“チャンスは作るけどあと一本が出ない”という課題を克服できずにいます。今から急激に本塁打の数を増やすことがかなわないとしても、チャンスで価値ある一打が増えればチームは浮上していくことでしょう。また村松選手はベイスターズ今永投手、スワローズ小川投手といった相手チームのエース級を攻略していることも長所といえるでしょう。苦戦をしている中で突破口を切り開ける存在となってくれることを期待します。新人王獲得を堂々と宣言し、自信の程については不敵な笑みを浮かべた村松選手はなにか秘策がありそう。その不気味さに要注目です!

(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)

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