“青春”と“株式会社”が共存…女子高生シンガーの歌声響く商業高校 共に感じ、学び、笑って社会へ

“青春”と“株式会社”が共存…女子高生シンガーの歌声響く商業高校 共に感じ、学び、笑って社会へ

サマリーSummary

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岐阜市にある、県立岐阜商業高等学校。

シドニー五輪女子マラソン金メダリスト・高橋尚子さんの母校で、甲子園春夏合わせて56回出場など、様々なアスリートの育成にも力を入れています。

生徒たちはビジネスに関する最新の知識や技術を学び、商業のプロフェッショナルを日々育てているそうです。

そんな学校を訪ねるのは、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さん!

パンサー向井さん:
「日本でここしかやっていないユニークな取り組みもあるということで、詳しく知りたいと思います。いざ向かいます!」

今回は代表で、各学年混合24名の生徒さんからお話を聞きます。

パンサー向井さん:
「普段どういった授業があるんですか?」

所さん(2年・国際コミュニケーション科):
「私は簿記の授業と、情報処理って言ってパソコン、Excelを使うような授業や、英語の勉強を中心にやっています」

杉本さん(3年・流通ビジネス科):
「マーケティングなど、売り上げをあげるための方法を学んだり、実際に近くのお店に自分たちの商品を持っていって販売したりしています」

実は岐阜商業高校では、実習の一環で生徒達が実際に商品の販売をしているんです。

パンサー向井さん:
「やっぱりお客さんへの声かけって難しいですか?」

高井さん(3年・流通ビジネス科):
「はい。人見知りなので!」

パンサー向井さん:
「じゃあ難しいねえ(笑)でもそんなこと言ってられないもんね。例えばどういう感じで声かけるの?」

高井さん:
「商品を売っているブースの隣に、休憩スペースみたいな感じでイスがあるんですね。そこに座ってるおじいちゃんと目が合ったら、『あっお父さんお父さん、これ買って!』って(笑)」

パンサー向井さん:
「そんなんなの!?キャバ嬢みたいなやり方なんだけど(笑)」

他にも商業高校ならではの『速記』や『電卓早打ち』が得意な生徒も。そこで向井さんが中谷さん(3年・会計システム科)と電卓対決!

5~10桁の数字を15個足し算するタイムを競いますが、中谷さんはわずか24秒で終了。

パンサー向井さん:
「はやっっ!まだ3つも足せてないわ…」

さらに趣味のレベルを超えるすごい特技を持った生徒さんも!

絵が得意な金澤さん(3年・流通ビジネス科):
「(Q.昔から絵を描くのが好きなの?)はい!」

パンサー向井さん:
「美術学校とかには行かなかったの?」

金澤さん:
「行かなかったです。田舎すぎてバスが通ってないんですよ(笑)」

 歌とギターが得意な吉田さん(3年・国際コミュニケーション科)は、初めて作詞・作曲したという歌『ワンパターン』を披露!

学校生活のちょっぴり切ない日常をつづった言葉が、透明感ある歌声とともに教室に響くと、向井さんの表情は笑顔から驚きに…。

パンサー向井さん:
「すごいわ~。めちゃくちゃいい曲。まだiTunesにはないのかい?落としたいよ、今すぐ(笑) 将来の夢とかは?」

吉田さん:
「とりあえず高校卒業するまでに、小説1冊とアルバム1枚を…」

パンサー向井さん:
「小説?そっちもやってるの!?」

そして、日本で岐阜商業高校だけの取り組みが…。

亀淵さん(3年・流通ビジネス科):
「(向井さんに名刺を渡しながら)株式会社GIFUSHO、CEOの亀淵と申します。私たちの学校は株式会社を設立していて、その総務的な役割を主に行っている部活がLOB部になります」

岐阜商業高校では3年前、株式会社GIFUSHO(ぎふしょう)を創業。

ショッピングセンターでの販売やイベントでの出店などを行い、これまでの売り上げは、平成30年末時点で、なんと6300万円以上!

それを5つの部署に分かれて運営しているのがLOB部なんです。

どんな商品を扱っているのか…向井さんが部室へ向かうと『幹部』の生徒たちがお出迎え。

ほとんどの商品の企画、パッケージデザインを自分たちで行い、それを企業とコラボして製造、販売しているそうです。

中には「パパにおう? 姫の願いは香るパパ おうちのお風呂 魔法にかけて」と大きくイラスト付きでかかれた“女子高生ならでは”なパッケージの入浴剤も。

しかし、この中にちょっと困っている商品があるんだとか…。

CEOの亀淵さん:
「スポーツドリンクをつくったんですけど、でもこれがなかなか売れていなくて…」

運動部をターゲットにスポーツドリンク『Gifresh』(120円)を開発。校内の自動販売機で販売するものの、あまり売り上げが伸びていないそうです。

パンサー向井さん:
「ちょっとイラスト気持ち悪くない?」

亀淵さん:
「パッションフルーツをイメージして…」

パンサー向井さん:
「あっパッションフルーツか。微生物入ってんのかなと一瞬思っちゃう(笑)」

亀淵さん:
「中身が見えるように透明にっていうのも考えてやっていったら、微生物になっちゃったんです…」

そして気になる味は…?

パンサー向井さん:
「(飲んで)……55点!(笑) 塩分しっかり入ってるよね。俺がスポーツをめちゃくちゃしてコレ飲んだらもっとうまいと思う。でもスポーツしてないから、この塩っけがいらないんだよね、今の俺にはね」

さらに現在、新たな商品を手がけているそうです。

梶田さん(3年・流通ビジネス科):
「前の年からインバウンドに着目して、海外の人を岐阜に呼び込もうという活動をしていて、今回台湾の人をターゲットにした旅行プランを作ろうってことで今やっています」

なんと岐阜県を活性化させるため、台湾の学生向け修学旅行ツアーを現地の旅行会社と企画しているそうです。

パンサー向井さん:
「俺は、ぜひ吉田さんのCD売ってほしいんだよね…(笑) 本当もう聞きたくてしょうがないもん、次の曲!」

と、すっかりハマってしまった吉田さんの歌を“アンコール”した向井さん。

今回感じたこととは…?

今回、生徒たちと触れ合って、感じたこととは…?

パンサー向井さん:
「実践的な授業をこの年齢からしてるのは、本当にこの学校の強みですよね。それ以外にも絵がうまい子がいたり、歌がうまい子がいたりして、色んな個性の光る学校だと思いました」

県立岐阜商業高等学校の皆さん、ありがとうございました!

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