中日OB・吉見一起が提案。投手が崩れない対策
元中日ドラゴンズ投手の吉見一起さんが、5月9日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演。中継ぎが崩れて負けることが多いドラゴンズの打開策について提案します。聞き手は若狭敬一アナウンサーです。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く盤石のはずが
放送日(5月9日)の時点でドラゴンズの借金は二桁で単独最下位。
開幕3連敗からここまで躓くとは思っていなかったという吉見さん。
吉見「大野(雄大)、柳(裕也)が『ピッチングとはこういうもんやぞ』と見せてくれたじゃないですか。みんながそれに鼓舞されて行くのかと思ったんですが、行けなかったですね」
改めてピッチャーの重要さを思い知ったとのことです。
吉見「逃げ切り体制に入った時の駒がいない。それが全てだと思います」
ドラゴンズの強みは7~9回のリリーフが盤石なこと。しかし今シーズンはリリーフ陣がやられて、先発の勝ちが消える試合が多くあります。
吉見「リリーフピッチャーが固まってないし、日替わりで誰かが必ずやられることが、試合に乗れない要因だと見ています」
固定できない
吉見「現状いないと思うんで 、まずは固定できないのが難しいんです」
9回は松山晋也投手。8回はウンベルト・メヒア投手?7回は藤嶋健人投手?と思ったら、時にはランナーを背負った状態で齋藤綱記投手が行ったりと固定されていません。今の7回はケースバイケース。
こんな時は、投げる投手を指名して固定してしまうとうまくいくパターンもあるそうです。
例えば今なら根尾昂投手。「7回根尾君。任せたからね」と決めてしまう。
吉見「周りは大丈夫なの?って思います。でも、そうやってポジションは奪っていくもんだと思うんですよ」
決めてしまうことで、根尾投手も7回に投げるコンディションの作り方がわかってきます。
吉見さんが「まず固定すること」と言うものの、現状は任せられるピッチャーがいません。
吉見「誰が行ってもやられてるんで、左は左、右は右とか型にはめることなく、ケースバイケースで対応していくしかないかな」
先発は7回も続投せよ
元中日ドラゴンズ監督の落合博満さんは「7回まで先発が投げればいい」と指摘していました。
先発は今、中6日での登板。メジャーは中4~5日なので球数制限がありますが、日本は中6日だから120~130球投げてもいいのでは?という内容でした。
吉見さんの現役時代はまさに中6日でローテーションを回っていた先発ピッチャーです。この意見はどう見るのでしょうか。
吉見「僕は賛成ですね。7回問題があるんだったら、そのまま先発が行くのはありだと思います。そこがこけるんだったら自分でケツ拭けじゃないですか」
球数による疲れはあるそうです。となると、先発が7回を投げて無理はないのでしょうか?
情報の落とし穴
吉見「僕らの若い時は、スコアボードに球数の表示がなかったんですよ。だから自分で何球投げてるか、わかんないんですよ」
当時、森ピッチングコーチが「肩どうや?」「身体どうや?」と聞いてきたそうです。
その時に何球投げたかを教えてもらうんだとか。「じゃあもう1回行けますね」とそんなやりとりがあってマウンドへ。
吉見「今はアナウンサーが『今のボールが100球目でした』ってよく言うじゃないですか。あの100が自分の中の疲弊を増やすと思うんですよ。そういうのは僕はありました」
当時、ピッチャーは終わってから何球投げたかを知ったそうです。100球で打席が回って来ていても、チャンスでなければ、交代せず打席に入らせ続投。
吉見「僕は情報が入らなければ行けると思うんです」
先を見るとおかしくなる
吉見「柳とか髙橋宏斗とかはもっと行くつもりでいるから気にならないと思うんですけど。他のピッチャーは、100か。そろそろだなって先を見ておかしくなったりするんです」
勝ち投手の権利を得たピッチャーが6回以降難しいのは、「あとアウト何個だ」と先を見て守りに入ってしまうからなんだそうです。中継ぎの難しさも同じだとか。
吉見「負けてる時って、負けしかないから行くしかないじゃないですか。負け試合ではすいすい投げれるけど、勝ちゲームのセットアッパーとなるといきなりおかしくなる。結局守りに入るんです」
吉見さん自身も、6回に勝ちを意識した時はバタバタしたそうです。
吉見「でも何も意識してない時は、9回しか見てないから、そんなとこは通過点ですよね」
吉見さんのスコアボードの球数表示不要論でした。バンテリンドームだけでも表示をなくすと先発ピッチャーは7回行けるのでしょうか。
(尾関)
番組紹介
読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。



