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ファイナンシャルプランナーが解説。金利上昇のメリット・デメリット

ファイナンシャルプランナーが解説。金利上昇のメリット・デメリット

『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)の「ズバリマネー相談室」では、保険や税金、貯蓄、節約などお金にまつわる疑問や相談を募集し、小宇佐・針田(こうさ・はりた)FP事務所のファイナンシャルプランナーが回答しています。5月11日の放送では、伊藤勝啓さんが金利が上がることのメリット・デメリットについて解説しました。聞き手はパーソナリティの北野誠と大橋麻美子です。

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長期金利が上昇トレンド

金利が上がることのメリットですぐに思いつくのは預貯金の利子が増えることで、デメリットは住宅ローンなどの変動金利が上がることですね。

その他で身近なところでは国債や保険、投資にも影響を及ぼしています。

特に最近では長期金利が上がっていますが、長期金利について「一般的に10年もの国債の利回りを指すことが多く、住宅ローンの固定金利や企業がお金を借りる時の金利、保険商品の予定利率、資産運用の利回りなどに影響します」と伊藤さん。

長期金利が上がっている理由について伊藤さんは物価高、賃金の上昇、日本銀行の低金利政策からの転換という3つを挙げました。

しばらく物価上昇は続く?

日本では長年デフレ経済が続き、物価も賃金も上がりにくく金利が低かったのですが、今や流れが変わってきています。

日本銀行の2026年4月の展望レポートでは、消費者物価(生鮮食品を除いた物価上昇率)は2026年度は2%台後半の上昇、2027年度は2%台前半、2028年度は2%程度の見通しと、しばらくの間上昇し続けることを予測しています。

物価がしばらく上がるということは、お金の価値はどんどん下がっていくことでもあります。
そのため、投資家はもっと高い利回りを狙おうとするため、物価上昇と金利上昇はセットで語られることがあるとのこと。

住宅ローンを借りている場合の注意点

では、今後も金利は上がり続けるのでしょうか?

伊藤さんは「断定するのは難しいんですけど」と断りつつ、三井住友DSアセットマネジメントのレポートを紹介します。
これによれば、日本の10年ものの国債利回りは2%台前半まで水準を切り上げていて、長期的には3%弱に向かう見方が示されているとのこと。

1%程度の上下ですが、何千万円ものお金を借りる住宅ローンとなると、かなりの違いがあるといえます。
特に長期金利の上昇で影響を受けるのが固定金利の住宅ローンで、将来家を建てたい人にとっては大きな問題です。

一方で変動金利の場合は、長期金利よりも日本銀行の政策金利や短期金利の影響を受けやすくなっています。
直近では日本銀行が政策金利を0.75%に据え置いたものの、複数の審議委員が利上げを主張していたという報道もあり、やはり今後は上がる可能性があります。

家計のためにすべき4つのこと

金利が上がるとお金を借りている人にとっては負担は増えますが、逆にお金を預けている人にとってはメリット。

最近、銀行預金の利子に「昔よりも増えたな」と感じたとしても、物価上昇によってそのありがたみも薄いところ。

では、金利上昇に向けて家計のためにしておいた方が良いことはあるのでしょうか?

ここで4つの観点を挙げる伊藤さん。
1点目は住宅ローンの確認。変動金利の方は返済額を確認することや、固定金利の方も借り換えや繰り上げ返済を考えている場合、本当に有利かどうか確認することが大事とのこと。

2点目は預金の置き場所の見直し。普通預金に置きっぱなしではなく、定期預金や個人向け国債、短期の安全資産などと比較する価値はありそうとのことです。

3点目は投資のリスクの確認で、金利上昇の局面では債券型ファンドや高配当株、不動産関連商品などに影響があるため、その影響度合いを確認しておいた方が良いとのこと。

最後は生活防衛資金の確保で、物価上昇によって家計の余裕がなくなることから、最低でも生活費の半年分はすぐ使えるお金として確保しておいた方が良いとのことです。
(岡本)
 

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