「指先の意地がすごい」監督語る、中日ドラ1位・中西聖輝投手の「負けず嫌い」っぷり
プロ野球ドラフト会議が行なわれた10月23日、光山雄一朗アナウンサーは青山学院大学へ赴き、中日ドラゴンズから1位指名を受けた中西聖輝投手を取材しました。その取材の中で、中西投手はたびたび「負けず嫌い」と口にしたとか。その真相について、光山は青山学院大学の野球部の監督にも取材を行ない、27日放送の『CBCラジオ #プラス!』で語りました。聞き手は三浦優奈です。
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光山は、運命のドラフト会議当日、青山学院大学の中西聖輝投手のもとへ取材に向かいました。
事前には「ドラゴンズは即戦力のピッチャーを求めており、中西投手を1位指名するのでは」と言われていたものの、現場に到着すると名古屋からのメディアが少ないことに不安を感じた光山。
その不安を抱えながら迎えた指名の瞬間、ドラゴンズは中西投手を1位で単独指名しました。
光山は「2年連続でドラゴンズの1位指名選手を現場で見届けることができて、本当に幸せな時間だった」と振り返ります。
「負けず嫌い」の「指先の意地」
中西投手の会見で何度も印象的に語られた言葉が「負けず嫌い」だったそうです。
「どのステージでも一番になりたいんです。全てのイニング0で抑えたいっていう思いが強いんです。
プロだからといって物怖じせず、その世界に飛び込んで頑張っていきたい」
この中西投手の一貫した姿勢から、強い信念と覚悟が感じられます。
度々本人の口から出る「負けず嫌い」という言葉が気になった光山は、青山学院大学の監督にその真意を取材しました。
すると監督が話したのが、春の試合での一場面。
青学が1点リードのゲーム終盤、守りのイニングで1アウト2塁3塁のピンチを迎え、絶対に三振を取りたい場面。そこで中西投手は見事三振で抑えたそうです。
そのエピソードも含めて「中西投手の指先の意地がすごい」と監督は話しました。
指先までボールに力を与えてを相手を圧倒するような技術。
その力を発揮しているのは、負けたくない思いの強さなのではと光山は考えます。
光山「そういう、気持ちとか技術みたいなところ全部含めて、指先の意地がすごいっていう表現に繋がっているんじゃないかな」
この話に三浦は「チームのためにという選手が多い中で、『自分は負けず嫌い』と語る強さが新鮮」と語ります。
また、熱いハートを持つ投手が先発陣に加わることで、チームの雰囲気も変わっていくのではと期待しました。
ドラフトに見えた新時代
光山は今年のドラフトで特に印象に残った出来事として「アメリカの大学に在学する日本人選手が支配下指名を受けたこと」を挙げました。
ホークスが1位指名した佐々木麟太郎選手、そしてオリックスが6位指名した石川ケニー投手。
どちらもアメリカの大学に在籍し、来年7月にはMLBドラフトの対象にもなる見込みです。
そのため日本の球団から指名されても、実際に入団するかどうかは不透明という状況の中で、指名に踏み切った各球団の判断が注目を集めています。
光山「ドラフトもグローバルな感じになってきたなというような印象を持ちました。ドラフト、ちょっとずつ新しい時代に入りつつあるのかもしれません」
(ランチョンマット先輩)
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