アメリカで議論!航空券の価格を個人情報を見て変える?
今年の7月、アメリカ・デルタ航空が「AIによる個別価格設定」を発表しました。AIが個人の収入や購買履歴などのデータをもとに値段を変える仕組みが、アメリカで議論になっています。10月23日の『CBCラジオ #プラス!』では、永岡歩アナウンサーと山本衿奈が朝日新聞の記事を基に、この話題について意見を交わしました。
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AI人工知能が個人データに応じた価格を設定する戦略が議論になっています。
空席の削減や便ごとの収益最大化を狙い、新興AI企業と提携して年内に米国内路線の20%に導入する計画です。
例えば同じ航空券でも「5つ星ホテルに泊まる人には高く、3つ星ホテルに泊まる人には安く」販売できるとAIが判断するという内容です。
これに対し、永岡は金がないと思われるのが恥ずかしい様子。
永岡「沖縄までの飛行機『1万円だったんだよ』って言って、隣の人が『1万5000円だった』って言われたら、ラッキーとも思うけど、『俺、金ないと思われてんのや』っていうね」
山本「プライド傷つけられたと取るのか、安く買えてラッキーだと取るのか、ここは人それぞれ」
情報丸わかりな現代
「情報なんて全部取られてる」と永岡。
カードの利用履歴からセールの時しか買い物をしないことや、格安イタリアンばかり行っていることが知られると恥ずかしいそうです。
またAIが、購入履歴や収入データなどを参考に価格を変えると指摘。
粉ミルクを買っている人にはオムツの値段を上げるといった極端な例を挙げ「企業の戦略次第では、生活がしんどくなることもある」と懸念を示しました。
お金と時間、どっちをとる?
話題は空席の量などによって値段が下がる「ダイナミックプライシング」へと広がります。
「ダイナミックプライシング」の場合、例えば発売日が一番安いとしても、キャンセルが出た場合の瞬間の方が安くなることもあります。
永岡「結局いつ予約すれば一番安いのかわからない。スマホから離れられない」
山本「時間をかけて安くするのか、それともお金を払って手間を省くのか」
永岡「100円安くなっても、1週間スマホとにらめっこしてたら意味ない」
それでも永岡は「宝探しと一緒。1万円の5桁から9,900円の4桁で泊まれた時は快感」と、喜びは様々であることを指摘。
最終的に出たひと言は「人生って難しい」でした。
(ランチョンマット先輩)
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