流行に逆張り!CBC小川実桜アナが母の推し活で気づいた「ミーハー遺伝子」

次世代の人気アナを目指す若手アナウンサーたちがしのぎを削る、のびのびトーク番組『アナののびしろ』(CBCラジオ)。8月16日の放送では、小川実桜アナウンサーが高校時代から5年間続けたタピオカ絶ちの理由と、話題作を次々と楽しむようになった心境の変化、そして母親のtimelesz愛から気づいた自身のミーハーなルーツについて語りました。
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「皆さんは流行に乗るタイプですか。それとも流行とはちょっと距離を置いてしまうタイプですか」と切り出した小川。自身は完全に後者だったと振り返ります。
天邪鬼な一面があり、皆と同じことをするのが嫌というわけではないものの、変な尖り方をして流行りとは距離を置いてきた小川。その中でも特に忘れられないのが、2018年頃に起きた「タピオカブーム」でした。
高校生だった小川の周りでは、タピオカを飲むことを「タピる」と言い、友達が「今日放課後タピろうよ」と誘い合う中、小川は「絶対にタピオカを飲まない」という強い意志を貫いていました。
タピオカへの複雑な思い
実は小川には、流行に逆らうもうひとつの理由がありました。
「2018年にタピオカブームが来る前から、私タピオカがすっごく好きだったんですよ」
実家の近所のファミリーレストランに行くたび、タピオカミルクティーを飲んでいた小川。
こどもながらに「こんなに美味しいものがあるんだ」と感動していたタピオカが、いつの間にか姿を消し、そして復活したときにブームになっていました。
「この美味しいタピオカが“イロモノ”として扱われることが私許せなくて」
数年経ったら「あん時流行ってたタピオカね」みたいな扱いになることを危惧し、「そんな生半可な気持ちでタピオカを消費しないでほしい」という抵抗として、タピオカを絶っていたのです。
5年越しの再会
2018年のブームの時は、タピオカ店はすぐになくなるだろうと思っていた小川でしたが、2025年になってもタピオカは私たちの生活に馴染み、ゴンチャなどは店舗が増え続けています。
大学3、4年生の頃、ブームから5~6年経った時に「ちょっとそろそろタピオカを飲んでみようかな」と我慢できなくなった小川は、ひとりで恐る恐る一番小さいサイズを注文しました。
「もう美味しいこと。こんなに美味しかったんだ。そうだ、私ってタピオカ好きだったんだ。本当に美味しい!」
今までの5、6年間の謎の抵抗、痩せ我慢をしてきた時間はなんだったんだろうと感じた小川。そこで少し流行りものに対する警戒心が解けたのです。
『国宝』との出会い
アナウンサーという職業柄、「話題になっているものも知っておいた方がいい」と自分に言い訳もしつつ、少しずつその時代の流行に触れるようになった小川。
最近も、話題の映画『国宝』を観に行きました。任侠の世界に生まれた男の子が、才能を見出され、伝統芸能の世界にどっぷりはまっていくという映画です。
周りの人がこぞって「いいよいいよ」と言う中、「ちょっと流行ってるしな、まぁいいかな」と思っていた小川でしたが、『ゴゴスマ ~GO GO!Smile!~』の石井亮次さんが朝の打ち合わせで「あれは面白いから、絶対に観た方がいい!」と熱弁。「石井さんがそこまで言うなら」とレイトショーで鑑賞することにしました。
「もうまあ面白いこと。ひとりで号泣して帰りました。いやー観てよかったな」
話題作を一気見!
Amazonプライムで配信されている佐藤健さん主演のドラマ『私の夫と結婚して』は、配信開始から30日間で国内視聴者数が歴代1位になった話題作。
南部志穂アナウンサーから「本当に面白くて一気見したから、絶対見た方がいいよ!」と勧められた小川。半信半疑ながら土曜日の夜に見始めたところ、気づけば日曜日の朝になっていました。
「本当に面白くて再生する手が止まらず、そのまま一気見。ちゃんとこのドラマは悪いヤツが悪いし、いいヤツがいいヤツなんですよ」
スッキリしながら展開も早く、寝不足にはなったものの満足できる作品。非常に楽しい体験でした。
さらに、流行りすぎていて逆張りしていた『鬼滅の刃』も、さすがにこれだけ話題になったらと薄目で見始めたところ「まあ面白いんですよね」と素直に認める小川。主人公の炭治郎を「頑張れ頑張れ」と応援しながら編み物をするのが、最近のルーティンになっています。
母からの衝撃告白
「流行りものってやっぱりみんながいいっていうだけあって面白いんだな」「実は私ってミーハーだったのかな」と考えていた小川のもとに、ある日母から電話がかかってきました。
なんと小川の母は、timeleszのライブに行ったというのです。
Netflixで配信されたオーディション番組「timelesz project(タイプロ)」を見てはまりすぎた母は、ファンクラブに入り、ライブに申し込んで見事当選。しかも、メインステージにも近く、隣に花道があり、メンバーがトロッコで通るようなすごい席だったそうです。
「メンバーがただもうかっこよすぎて直視できなかった」と、母は3時間ぐらい話し続けました。メンバーが着用していた私服の情報や、CM出演で売り切れ続出となっている洗剤まで把握していて、すっかりtimelesz通になっていたのです。
「えっ?母ミーハーじゃん」とツッコミを入れたくなった小川でしたが、そこでもうひとつ気づいたことがありました。
「私が実はミーハーだった。このルーツ、ここにあったんですね」
(minto)
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