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新守護神・松山晋也投手の基本は「ミットに球をぶち込むだけ」

新守護神・松山晋也投手の基本は「ミットに球をぶち込むだけ」

6月14日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、若狭敬一アナウンサーが中日ドラゴンズの新守護神・松山晋也投手に話を聞きました。気になるのは、9回をしっかりと抑えられる理由。松山投手はどう答えたのでしょうか?

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ここまで言うことなし

今シーズンから新しく9回の守護神を任されている松山晋也投手はプロ3年目の24歳。

6月16日、月曜日の時点で29試合に登板し、0勝0敗、25セーブ、3ホールド。
防御率は1.57でセーブシチュエーション失敗なし。

最近は「ライデル・マルティネスいなくなった。どうするんだ?」という声をまるで聞かなくなりました。

若狭「今年から9回を任されて、ここまでほぼ完璧なピッチングです。よっぽど心・技・体、何か変えてないとここまでうまくいかないだろうと思います」

そこで、松山投手に、試合前、試合中、試合後。この3つのシチュエーションで、これまでに比べて変えた部分はあるのかを尋ねました。

試合前に元に戻す

試合前。練習、準備では以前はやっていなかったドリルを取り入れているという松山投手。

投げる動作を繰り返すと、どうしても身体がズレてくるため、元に戻すためのドリルだそうです。

松山「ズレを放置すると故障に繋がるので、動き自体は地味なドリルなんですが、種目を増やし、毎日欠かさずやっています。これは涌井さんがやっていたドリルを参考にしています」

若狭「いい先輩もいますし、心がけも素晴らしいと思います。松山投手はかなりの野球オタクなので、こういった引き出しをたくさん持ってるんですよね」

ミットに球をぶち込むだけ

続いて尋ねたのは試合中のこと。マウンドでの意識はそんなに変わっていないそうです。

松山投手は「もちろんデータは多少頭に入れていますが、基本的にはミットに球をぶち込むだけです」と答えたそう。

若狭「松山節出ましたねえ。『基本的にはミットに球をぶち込むだけです』!」

試合中は表情もパフォーマンスも投げているボールも変わることなし。

若狭「本人は意識も変わってない。マウンドにいる時はミットに球をぶち込む。その姿勢です」

入眠にこだわる

そして試合後について。アフターケアはどうしているのでしょうか?

松山「とにかくサウナにしっかり入るようになりました。バンテリンドームにはサウナがあるので助かります」

身体とともに気持ちを落ち着かせるのが目的。試合で投げた日は興奮しているので、神経を鎮めて入眠できるようにするためだそうです。

ビジターのホテルでは、リラックスするために入浴剤を入れて湯船に入っているとか。
さらにサプリも使用しているとのこと。

松山「去年のオフからいろいろと試していて、睡眠に良いと実感できたものだけを摂取しています。サプリは柳(裕也)さんに聞きました」

若狭「ということは、すでに去年のオフから守護神を見据えてサプリ選びを始めていたんですね」

機械になる

「ドラゴンズの守護神」と言えば岩瀬仁紀さんを思い浮かべるファンも多いでしょう。

岩瀬さんが現役中に「僕は感情のない機械になって毎日同じことをしたい」という話を聞いたことがある若狭。
このことを伝えると、松山投手は頷いていたとか。

松山「その気持ちはよく分ります。僕はマウンドでは気持ちが入ってしまうので人間のままですが、特に試合前の準備はいつも淡々と同じことを繰り返したいと思っています」

疲れている日、気分がのらない日でも、感情を一旦横に置いて機械のように取り組みたいと毎日思っているそうです。

若狭「これまで失敗なしの新守護神。試合前、試合後、変えた部分もありますが、ただ試合中はミットに球をぶち込むんですね」。 
(尾関)
 

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