「遊園地あるある」の一つ…ジェットコースターで怖いのは“一番前”か“一番後ろ”か 予め教えてくれる優しい遊園地

「遊園地あるある」の一つ…ジェットコースターで怖いのは“一番前”か“一番後ろ”か 予め教えてくれる優しい遊園地
CBCテレビ『ちょい足し』

 21日午後のCBCテレビ『ちょい足し』で、岐阜県の恵那峡ワンダーランドについて特集。誕生から50年以上経つ遊園地に全盛期の賑わいを取り戻すため、TKOの木本武宏さんと共に集客アイデアの“ちょい足し”に挑戦しました。

CBCテレビ『ちょい足し』

 木本さんはレトロ感あふれる園内を見回しながら、「そりゃもちろん月日が経ったらね、その…ちょっとこう味のある感じになっていって…」とかなり言葉を選んで雰囲気を紹介。

CBCテレビ『ちょい足し』

 部屋が回転しているように錯覚するビックリハウスや、豪華2階建てのメリーゴーランドなど、30種類以上あるアトラクションの中から、木本さんが注目したのは「ジェットコースター中のジェットコースター」と表現した、一番人気のキャメルコースター。全長800mで高さ26mから落下する園内一の絶叫アトラクションです。

 コースターの最前列に乗ってみた木本さんは「お~!横にめっちゃ揺れる!」と文字通り絶叫。年代物のジェットコースターと侮ってはいましたが、乗ってみると十分迫力があるアトラクションでした。

CBCテレビ『ちょい足し』

 しかし来たことがない人に魅力を伝えねば…ということで“ちょい足し”したのが、来館者数がV字回復を果たした愛知県蒲郡市にある竹島水族館の『POP』のアイデア。

 一時は閉館寸前まで追い込まれた水族館でしたが、飼育員が魚の魅力を伝えるユニークな解説POPを作ったところ、大ウケ。2005年と2018年の年間来館者数を比較すると、約4倍にもなったのです。

CBCテレビ『ちょい足し』

 副館長の戸館正人さんによると、効果的なPOP制作のコツは「まず、読んでもらいやすくするため文字数は少なく。しかも、なるべく飼育員だけが知っていることを書いて生き物に対する興味を引くようにし、イラストはちょっとヘタウマくらいがベスト」とのこと。

CBCテレビ『ちょい足し』

 それらのポイントを押さえつつ、恵那峡ワンダーランドの田村徹所長が考え出したPOPが、<「最前席」と「最後席」どっちがこわい? うしろの席のほうがこわいよ でも横ゆれはどこの席でも楽しめるよ!>というもの。前の席と後ろの席でどちらが怖いのかで興味を引き、横揺れの怖さもちゃんとアピール。ヘタウマの絵も忠実に守っています。

 先程は一番前の席に乗った木本さん。気になって一番後ろの席に乗ってみると…、「「あ~!たしかに!ふわっと感強い、後ろ!後ろの方がこわい!」と絶叫度も確かにアップ。よりジェットコースターが楽しめるようになりました。

CBCテレビ『ちょい足し』

 その解説POPをコースター入口に掲示する様にしてから5日後。再び取材に訪れると、実際にPOPを見てジェットコースターに乗った女性2人組を発見。「後ろの方が怖いって書いてあったんで、後ろに行きました(笑)」「POPを見て、じゃあ後ろ行こうかってなりました(笑)。楽しかったです」と、それぞれ大満足といった様子。今回の“ちょい足し”をした結果、お客さんがキャメルコースタ―の魅力に気づき始めたのでした。

 ちなみに恵那峡ワンダーランドでは、POPの好評を受け、他のアトラクションについても制作が決定。新型コロナウイルス終息の暁には、すぐさまV字回復を果たすべく、所長たちの奮闘が続きます。

(8月21日(土)午後5時00分放送 CBCテレビ『ちょい足し』より)

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