「おいしい魚をしょう油以外でも」客の声から生まれた三重の逸品“究極のポン酢”とは?

三重県多気町の料理店「The dining YOSA 八右衛門」で生まれた“究極のポン酢”が、食のプロも認める逸品として話題を呼んでいます。130年の歴史を持つ老舗しょう油店とのコラボレーションで誕生したこのポン酢は、「調味料選手権」で最優秀賞を受賞。さらに「みえの食セレクション」にも選定されました。今回はよしお兄さんが、三重の食材へのこだわりと伝統の技が織りなす、まさに“究極”の味わいに迫ります。
客の声から生まれた“究極のポン酢”とは

三重県多気町にある料理店「The dining YOSA 八右衛門」。ここで開発された「岩戸の塩入り 無添加八右衛門ゆずポン酢」が、いま食通の間で注目を集めています。開発したのは店主の土山泰道さんです。
(店主・土山泰道さん)
「三重県の底力を感じていただける究極のポン酢です!」

開発のきっかけとなったのは、お客さんからの「おいしい魚をしょう油以外でも食べてみたい」という声。この要望に応えるべく、土山さんは究極のポン酢開発に乗り出しました。
ポン酢の開発期間はおよそ1年。三重の食材にこだわり抜いた結果、まさに“究極”と呼ぶにふさわしい逸品が誕生しました。
6つの添加物を不使用!三重の食材が織りなす贅沢な味わい

この究極のポン酢の特徴は、使用する食材へのこだわりにあります。伊勢神宮にも奉納される海水のみを原料とした「岩戸の塩」と、地元三重県多気町産のゆずを使用。調味料・酸味料・香料・着色料・甘味料・保存料の、6つの添加物を使わないというのもこだわりのポイントです。
実際にお刺身と合わせて味わったよしお兄さんの感想は…?

(よしお兄さん)
「鼻に抜けるかんきつの香りがいいですね!すごく濃厚でおいしい魚の脂身をサッパリと食べられるような感じですね」
その味と品質は客観的にも高く評価されており、「調味料選手権」の「ポン酢部門」で最優秀賞を受賞。2025年1月には、三重県独自の選定基準に基づく特徴ある優れた県産品「みえの食セレクション」にも選定されました。
130年続く老舗しょう油店とのコラボレーション

このポン酢の開発を支えたのが、三重県伊賀市の「福岡醤油店」です。明治28年創業で、130年間同じ製法で醤油を作り続けている老舗蔵元との出会いが、究極のポン酢を完成させる重要な鍵となりました。醤油工場に入ると、その香りの良さに驚かされます。
(代表取締役・川向美香さん)
「お客様が『ごはんを持ってくると、ここでごはんが食べられる』って言うぐらい」

(代表取締役・川向美香さん)
「ずっと長い間ここにすみついている酵母菌がいるんですけど、その酵母菌が福岡醤油店の源です」
香りの良さの秘密は、長年この場所にすみついている酵母菌にありました。
(代表取締役・川向美香さん)
「土山さんのすごく一生懸命な気持ちがヒシヒシと伝わってきた。レシピの組み替えも覚えてないくらいやりました」
(よしお兄さん)
「それがあったからこそ“究極のポン酢”に辿り着いたわけですね」

ポン酢に使用されるしょう油は、創業当時から使われている珍しい「キリン式搾り機」で作られています。長さ6メートルの丸太を使ったその形から名付けられたこの搾り機は、てこの原理を利用し、500キロの錘でもろみからしょう油を搾る道具です。

(代表取締役・川向美香さん)
「現役で使っているのは(全国でも)うちだけじゃないかと言われているような、珍しい搾り機です」
一般的な機械なら1日で搾る工程を1週間かけて丁寧に搾ることで、大豆の油分も出にくく、雑味も少ないスッキリした味わいが生まれます。
(よしお兄さん)
「全然違いますね。サッパリしているというか、雑味がないというか。このしょう油がないと“究極のポン酢”ができあがらないわけですね」
伝統的な製法で作られたしょう油を味わったよしお兄さんは、その違いを実感しました。

(よしお兄さん)
「本日の推しどころキャッチコピー!『うまさの秘密は三重のこだわり食材。そしてキリン!究極のポン酢』」
CBCテレビ「チャント!」2025年10月8日放送より
番組紹介
