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ブラックドアラがお出迎え!井上竜の週末ジャイアンツ戦グループ観戦記

ブラックドアラがお出迎え!井上竜の週末ジャイアンツ戦グループ観戦記
新マスコット「ブラックドアラ」(C)CBCテレビ

バンテリンドームでの中日ドラゴンズ戦は“基本”ひとりで5階パノラマ席にて観戦している。ただシーズンに1度、恒例の“例外”もある。大学時代の卓球部OB・OGメンバーでのグループ観戦である。(敬称略)

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数々の名場面を一緒に目撃

バンテリンドーム:筆者撮影

このグループ観戦が始まって、もう15年以上だろうか。讀賣ジャイアンツファンの先輩が2名いるため、試合は必ず中日vs巨人戦である。これまでも皆で数々の名場面を目撃した。岩瀬仁紀さんの400セーブ目とか、山崎武司さんの東北楽天ゴールデンイーグルスからドラゴンズへの復帰後最初のホームランとか、最近では、高橋宏斗(※「高」は「はしごだか」)の快投とかも記憶に新しい。2026年(令和8年)7月4日、今回は12名で観戦した。

ドラゴンズ地下鉄に遭遇

ドラゴンズ列車内:筆者撮影

幸運にも、名古屋市営地下鉄の「ドラゴンズ列車」に遭遇した。車両内の広告はすべてドラゴンズ一色、今回のジャイアンツ3連戦から、バンテリンドームのある「ナゴヤドーム矢田」駅を通る名城線と名港線にお目見えした。ファンにとっては、観戦への高揚感が高まる。駅では、駅員さんも昇竜ユニホーム姿だった。これまでJリーグの名古屋グランパスがこういう形で名古屋市交通局とのコラボをしてきたが、ドラゴンズでもようやく嬉しい形が実現した。

ブラックドアラが目の前に!

新マスコット「ブラックドアラ」(C)CBCテレビ

ドームでは、デビューしたばかりの新マスコット「ブラックドアラ」が迎えてくれた。まだスタメン発表の前から、バット1本をかついで現れて、グラウンドをゆったりと歩いていた。マスコットの“先輩”であるパオロンやシャオロンと戯れるわけでもないマイペースぶり。ドアラに対抗して黒色を基調とした姿で、背番号もドアラの「1994」を逆さまにした「4991」である。やがてドアラも登場したが、微妙な距離を保っていた。ゲーム後半には一緒に、なぜかけん玉遊びをするシーンもあった。

もっと「ブラック」でいい

ブラックドアラとドアラ(C)CBCテレビ

実際に球場で目撃したブラックドアラだが、新キャラクターを盛り上げる演出は残念だった。イニングの間などに大型ビジョンで、今回新たに登場した“ストーリー性”などを紹介してもよかった。ドアラのライバルという位置づけなのだから、ここ最近ではドアラが披露しなくなったバク転を“これ見よがしに”くり返すとか、もっと「ブラック」を強烈に打ち出してもいいのではないか。現状では、単にマスコットがひとつ増えただけという印象だった。今後に期待したい。

井上竜へ飛び交う言葉

ゲームが始まった。スタンド席では、学生時代を一緒に過ごした気のおけないメンバーだけに、いろいろな会話が飛び交う。

「日常生活に支障をきたすほど、今年のドラゴンズは変な負け方が多い」
「弱くてもドームは満員。そこに甘えがある」
「細川(成也)に(ミゲル・)サノー、4番と5番が打率2割そこそこでは淋しい」

ジャイアンツファンの先輩からはこんな声もあった。

「橋上(秀樹)監督代行になって“アレ”が狙えそうになってきた」

「アレ」とは、かつて阪神タイガースの岡田彰布監督が口にした「優勝」を意味する。

ドラゴンズ快勝に皆で酔う

涌井秀章投手(C)CBCテレビ

この日はドラゴンズ先発の涌井秀章が大好投を見せた。40歳を迎えて最初の登板だったが、要所を締めるピッチングはさすがで、その投球に酔いしれた。7イニングを4安打1失点に抑え、その球数は84球だった。同点で迎えた8回裏に、4番・細川の3ベースで出塁し、6番に入っている石川昂弥がセンターオーバーの勝ち越し2ベースを放った。ハイタッチの嵐。ここでジャイアンツファンの先輩2人は席を立って、早々に二次会会場に向かった。最後は松山晋也が締めて2対1で勝利、ドラゴンズは3連勝し、それを見届けた竜党メンバーも二次会へ。今年のグループ観戦も楽しく終わった。

せっかく快勝したドラゴンズだが、翌5日の日曜日には今季7度目の零封負けを喫した。石川も最大のチャンスに三振だった。期待させては裏切る今季の井上竜。こんな日々がくり返される息苦しいペナントレースが続く。

【CBCマガジン専属ライター・北辻利寿】

※中日ドラゴンズ検定1級公式認定者の筆者が“ファン目線”で執筆するドラゴンズ論説です。著書に『愛しのドラゴンズ!ファンとして歩んだ半世紀』『竜の逆襲  愛しのドラゴンズ!2』(ともに、ゆいぽおと刊)『屈辱と萌芽 立浪和義の143試合』(東京ニュース通信社刊)ほか。

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