朝イチから大行列!?名古屋で愛される『つばめパン』の“ふわとろオムレツサンド”&岐阜『小川屋』の“焼きたて鮎菓子”とは?

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている!その町で生まれ、根づく“愛されフード”。CBCテレビの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、名古屋・中村区の『つばめパンのオムレツサンド』と岐阜・美濃市の『小川屋の鮎菓子』です。
“パンの何倍もの厚さ”のふわとろオムレツサンド

名古屋駅近くの人気店について、地元の方からこんな熱いコメントをいただきました。
(名古屋市在住・女性)
「名古屋駅の近くで『つばめパン』というパン屋さんがあるんですけど、サンドイッチはたまごの中にチーズが混ぜてあってふわとろ!すごく並んだけれど、食べて本当に良かったと思いました!」
この推しコメントを聞いた加藤アナは、名古屋駅近くにある「つばめパン&Milk 名駅店」へ。2019年に尼ケ坂に開店以来、愛知県内に7店舗展開する人気店です。特に名駅店は海外からの観光客も多く、朝8時の開店前から行列ができ、午前中は1時間以上待つことも珍しくありません。

そこで一日100食以上売れる“愛されフード”が『オムレツサンド』。白い皿に盛られたサンドイッチは、パンの何倍もの厚さがあるトロットロのオムレツがあふれんばかりに挟まれています。
(加藤愛アナウンサー)
「たまごが本当にふっくらしていて、チーズが濃厚ですね。このもっちりしたパンに合いますね」
チーズ2種類を贅沢に使用!素早い手さばきが生み出す絶品

つばめパンのオムレツサンドの作り方を見せてもらいました。薄切りトーストにマスタードソースを塗り、チェダーチーズをのせてスタンバイ。バターをたっぷり引いたフライパンに生クリーム入りのたまごを流し込み、半熟状態のところにモッツァレラチーズをイン。

ここからは素早く時間勝負!たまごが固まる前にくるくると丸めて、チーズをのせたパンの上にのせます。クッキングシートで手早く包んだら真ん中をカット。断面からは2種類のチーズが入ったふわとろオムレツの姿が!
実はつばめパンのメイン商品は食パン。店の前には一日の焼き上がりスケジュールが掲示されていて、その時間に合わせて買いに来るファンも多いそうです。
(名駅店スタッフ・水野さん)
「北海道美瑛の小麦を100%使用しており、小麦本来の味をふんだんに味わっていただける食パンです」

甘みや風味が存分に味わえる北海道美瑛産の小麦で焼き上げる自慢の「絹香(きぬこう)」食パン。カフェではバタートーストのほかに、ベーコン、パンチェッタ、半熟卵、さらにパルメジャーノチーズをたっぷりかけたカルボナーラトーストなど、様々なメニューが楽しめます。
200年続く老舗が作る焼きたての鮎菓子

続いての“愛されフード”は、岐阜県美濃市の「小川屋の鮎菓子」。地元の10代女子からは「小さい頃からそれが大好き」と推しコメントをいただきました。
岐阜県美濃市のうだつの上がる町並みの入り口にある老舗「御菓子所 小川屋」では、店の前でご主人が鮎菓子を実演販売するという珍しい光景が。創業200年という歴史ある店で、30年以上前から店頭で焼きたての鮎菓子を提供しています。

焼きたてホヤホヤの鮎菓子をいただくと、外はさっくり、中はもっちりとした食感。実はさっくりとしたなかにもコシがある生地に仕上げるため、小麦粉のなかに米粉・もち粉を加えているそうです。中身は砂糖入りのあん餅で、とろっとした甘さが口の中に広がります。
(5代目店主・小川明さん)
「美濃の和紙と長良川と美濃の伝統をテーマにしている」
驚くことに、一本100円という価格は40年間変わっていないとのこと。5代目の小川さんは東京の美術大学を卒業した後、家業を継ぎ、お菓子の包装紙は自らペンをとって美濃の伝統を描いているそうです。

(5代目店主・小川明さん)
「自分なりの郷土愛の表れ」
店内には明治時代の美濃市の写真が展示されており、この町の歴史と共に歩んできた小川屋。他では食べられない焼きたての鮎菓子には、美濃の伝統をつなぐ店主の思いが詰まっていました。
加藤アナは「大人気のパン屋さんが作るオムレツサンドは、濃厚な卵ともっちりとしたパンが絶品で、思わず笑みがこぼれました。200年続く小川屋を守るお父さんが実演販売してくれる鮎菓子もあっつあつ。甘くておいしかったです。食べなきゃ損ですよ!」と今回の調査を締めました。
CBCテレビ「チャント!」2025年7月28日放送より
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