「髙橋対決」の明暗、両投手の投球を元中日・伊藤準規が分析
5月6日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』、この日のゲストは元中日ドラゴンズ投手の伊藤準規さんでした。バンテリンドームナゴヤで行なわれた中日ドラゴンズ対阪神タイガース戦は、タイガース先発・髙橋遥人投手とドラゴンズ先発・髙橋宏斗投手の「髙橋対決」となりました。試合を現地観戦してきた伊藤さんが、両投手の投球について語ります。
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リスナーから阪神の髙橋遥人投手についての質問が寄せられました。
「今日の試合、相手投手が良すぎでしたよね」(Aさん)
「遥人投手、準規さんから見てどこが一番すごいと思いましたか?今シーズン早くも4完封ですって」(Bさん)
伊藤「先発ピッチャーって、とにかく早く追い込みたいんで、やっぱりストライク先行させて勝負していきたいんです」
今日の遥人投手はストライクを先行させるカウント球のコントロールが抜群だったといいます。アウトロー、インローと、すべていいところに決まっていました。
伊藤「そこもビタビタいくし、そこからも出し入れしてるんで。なんて言うんですか、手のつけようがなかった」
カウントを追い込むまでビタビタの制球で投げ続けるのは難しいため、甘めのコースから少しずつワイドに広げていくのがセオリーです。
しかし遥人投手は、初球から「ここ絶対ストライクが欲しい」というコースがアウトローにビタビタ。ストレートだろうが変化球だろうが絶対に外さなかったといいます。
ドラゴンズ打線の活路
そんな遥人投手を、ドラゴンズ打線はどう打ち崩せばいいのでしょうか。
伊藤「これね、ちょっと難しいんですけど。自分の中で、コース・球種を張って、そこに対してアプローチしに行くっていうぐらいの感覚がないと」
ビタビタに来る前提で、それを打ちに行く。読みが当たれば、そこを一発で仕留めにいかないと攻略は難しいといいます。
伊藤「結局、その甘い球を狙っていきたいじゃないですか、初めは。その甘い球がないんで」
甘い球を待つのではなく、読んで打ちにいく。それが遥人投手攻略の鍵となりそうです。
髙橋宏斗投手の15奪三振
宏斗投手は、8回131球で15奪三振の力投を見せました。
伊藤「いや、良かったですよ、もちろん。すごいですよね」
ただ、遥人投手と比べて感じたことがあったといいます。
伊藤「宏斗、良かったんですけど、遥人投手と比べると、カウントを取りに行くっていうところですよね。そこがちょっと負けてたかな」
一方で、力投が光った場面もありました。佐藤輝明選手と大山悠輔選手からの連続三振です。
佐藤選手を146キロのスプリットでスイングアウトの三振。この日5つ目を奪うと、続く大山選手も147キロの縦変化で空振りに打ち取り、6つ目の三振としました。
伊藤「奪三振能力高いですからね。そこのポイントの時に、一番いいとこにやっぱスプリット落としましたよね」
ストライクからボールになるスプリット。序盤は制球に苦労し、コースから外れてしまう球も多かったといいます。しかし、勝負どころではしっかりベース板の上に投げ込み、そこからボールゾーンに落とせていました。
今シーズン2度目の「髙橋対決」、次の対戦ではドラゴンズの巻き返しに期待です。
(minto)
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