ガムが年間1.2兆円の介護費を抑制!?
食品新聞などが伝えたところによると、10月21日、大手菓子メーカーのロッテが、ガムを使った口腔健康プログラムを要介護でない65歳以上の高齢者に普及すれば、介護費を年間およそ1.2兆円抑制できる可能性があると発表しました。22日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、永岡歩アナウンサーと三浦優奈がこの話題を取り上げました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くロッテのプログラム結果
ロッテが65歳以上の高齢者向けに実施した「口腔健康プログラム」。
これは、愛知県豊田市の高齢者32人を対象に2か月半にわたり実施され、1日3回のガム咀嚼など、口のエクササイズを日課として取り入れるというものです。
咀嚼能力や舌の筋力の向上だけでなく、歩行速度や筋力といった全身の身体機能にも好影響が見られたといいます。
みずほリサーチ&テクノロジーズの推計では、ひとり当たり年間4.2万円の介護費削減につながる可能性もあるとのことです。
三浦は大学時代に、高齢者施設で実際に口のエクササイズに取り組んだ経験を語りました。
歌を歌ったり、一緒に発声練習をしたりすることで、口の筋力を鍛えるだけでなく、心の健康にもつながっていたと振り返ります。
三浦 「本当にみんながにこやかに、楽しくなるっていうのがまずひとつなんです」
こうした実証実験を通じて、口の健康が全身や心の健康にも連動していることを再認識した様子でした。
フィンランドと日本のガム
永岡はキシリトール先進国であるフィンランドでのガムの習慣に触れながら、日本との文化的な違いについても語りました。
永岡「味が短いんですよ、味が。持続時間が」
先日フィンランドに訪れた際に食べたガムはすぐに味がしなくなったそうで。味が長続きする日本のガムとのギャップを感じたそう。
ただ、フィンランドのガムの方が「食事のあとにガムを噛む」という短時間での習慣化ができそうだと話しました。
SNSで話題の“固すぎるガム”
最後に永岡が最近SNSで話題の「冷蔵庫で固めた大きなガム」についても話しました。
永岡の娘が話題に乗って購入したいと要望があったそうで、永岡は測り売りのお店へ。
永岡「高いね。ガムって重量あんねん」
比較的値段のするガムを購入し、いざ娘に渡すと…。
永岡「『あ~っ、噛めない!』で終わり」
どうやら、“噛めない経験“をしたかったそうで、結局、父である永岡がすべて処理する羽目になったとか。
ガムは健康維持に役立てば、流行のアイテムにもなるようです。
(ランチョンマット先輩)
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