名古屋グランパス、6月以来リーグ戦未勝利。サポーターは何を思う

現在、日本代表戦のためJ1リーグは一時中断した一方、ルヴァンカップ・天皇杯が行われています。名古屋グランパスは6月28日の22節・サンフレッチェ広島戦以来リーグ戦の勝利から遠ざかっており、天皇杯も敗退しています。9月6日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、パーソナリティの城所あゆねが、リスナーの投稿を交えて8月までの戦績について語ります。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く失点数が多い敗戦が続いた8月
野球中継のため放送が2週なかったため、まずは8月後半のグランパスを振り返ります。
8月16日のアウェイでのJ1第26節・浦和レッズ戦は1-2で敗戦。続く23日にホーム豊田スタジアムで開催されたJ1第27節・川崎フロンターレ戦も3-4敗戦。
さらに天皇杯では27日の準々決勝・サンフレッチェ広島戦でも2-4と惨敗し、ベスト8で敗退となりました。
城所「いま3戦分の試合結果を伝えましたけど、すべて負けていると。現実的に厳しいなという状況ですね」
「フロンターレ戦も天皇杯も、大量失点で完敗。本当に悔しいし辛いです。でも、嘆いていても状況は改善しません。どちらの試合も後半に反撃のゴールで意地を見せてくれたことを浮上のきっかけにしてほしいです」(Aさん)
グランパスの浮上を一途に信じるサポーターの願いがこもったメールに、城所も「心強いメール」と話します。
久しぶりの先制も引き分けに…
そして8月31日、ホーム豊田スタジアムでのJ1第28節・FC東京戦は1-1の引き分け。
前半からFC東京がボールを保持する展開となる一方、グランパスもシュートがバーに当たるなど惜しいシーンもありました。前半はどちらもゴールを奪えず、0-0で折り返します。
後半20分、CKからの混戦をDF佐藤瑶大選手が決め、待望の先制点を奪いました。
城所「先制点、なかなか奪えなかったグランパスにとって、これは希望の光でした。佐藤選手も、ゴールするまでの時間でいいプレーをしてたので、絶対に結果が出ると思ってた。報われてすごく嬉しかったです」
しかし、後半37分にはGKピサノ アレックス幸冬堀尾選手のボールキャッチミスから、FC東京のMF遠藤渓太選手に押し込まれ同点に。
試合はそのままタイムアップとなりました。
勝利に飢えているサポーター
6月28日以来、リーグ戦では引き分けはあっても勝利していないグランパス。
その結果、勝ち点を積むことができずに下位に低迷していることになります。
城所「この現実はちょっと受け止めなければならない、ヤバいんじゃない?という状況だと思います。グランパス、現時点(6日)の順位は16位、勝ち点はまだ29です。降格圏の18位の湘南ベルマーレとの勝ち点差は4。2試合もあれば順位は入れ替わる厳しい状況」
「FC東京戦、ピサノ選手がまさかのファンブルで失点は悔しかったです。GKのミスは失点に直結しますが、かつて(現グランパスGKコーチ)楢崎元選手・昨季までいた(今季引退発表した)ミッチ・ランゲラック元選手も経験してるので、これを糧に成長してほしいです」(Bさん)
他にも「先制して勝てそうだったのに残念」「ハーフタイムと試合前には松平健さんが出陣の掛け声、マツケンサンバが観れたから勝ちたかった」との声が届いていました。
「ホーム豊田スタジアムでは、5月31日の第19節アルビレックス新潟戦以来、勝利がないのが寂しいです(3-0で勝利)」(Cさん)
さらにクラブからは、DF河面旺成選手・DF原輝綺のケガも発表され、守備陣の離脱が明らかになるなど、危機的な状況です。
次の試合は、J1第29節・アウェイのJFE晴れの国スタジアムでファジアーノ岡山戦。2ヶ月ぶりの勝利を願いたいものです。
(葉月智世)
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