長野市塩尻市のソウルフード「キムタクごはん」

長野県塩尻市には「キムタクごはん」という給食メニューがあるとのこと。小中学生に大人気で塩尻市オリジナルのメニューだそうです。しかも今年8月5日からは長野県内のセブン-イレブンでおむすびとして販売されているとのこと。一体どんなものなのでしょうか?8月19日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、光山雄一朗アナウンサーが塩尻市学校教育課学校運営係の中島さんに尋ねます。
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「キムタクごはん」について解説する中島さん。
中島さん「キムチとつぼ付けたくあん、ベーコンを炒めたものを混ぜ合わせた混ぜご飯です。塩尻市内の中学校に在籍した栄養士が考案して、今でもこどもたちに大人気のメニューです」
どのように生まれたメニューなのでしょうか?
中島さん「栄養士自身が当時、親とこどもと三世代で暮らしていましたが、親とこどもの食事の嗜好が合わなかったようで、家で料理を作るのに苦労していた。
どちらも食べられるメニューを作りたいと思って開発したところ、好評だったみたいです。給食でも提供したら、人気メニューになったそうです。
また長野は漬物文化が非常に根付いていますが、栄養士のこどもも含めて、こどもたちはあまり漬物を食べなくなったと感じていたみたいで、それもきっかけになったと聞いています。
2002年に提供しはじめていまして、私も学生時代に食べた記憶があります」
中島さん自身、当時よく食べていたという「キムタクごはん」。
市内の小中学校のこどもから、メニューのリクエストをとると、上位にあがってくるほど人気だとか。
またテレビで紹介されたことで、最近は市外の学校でも提供されているそうです。
広がる「キムタクごはん」
中島さん「基本的にはキムチの辛みと塩漬けたくあんの甘辛の味になっています。キムチの辛みをたくあんの甘めの味がやわらげるので、キムチが苦手な人にも食べやすいです」
この「キムタクごはん」という名前、いつから呼ばれていたのでしょうか?
中島さん「私がいた頃はもう『キムタクごはん』でした(笑)」
今月から長野県内の「セブン-イレブン」でおむすびとして販売されていますが、実は今回再登場なんだとか。
中島さん「2012年に塩尻市内のセブン-イレブン加盟店14店舗からの提案でスタートしたと聞いています。
その後、不定期に販売していましたが、2024年に長野県と山梨県に販売したところ、大きな反響をいただきました。その声にお応えして、今年も再登場となりました」
中島さんによれば「キムタクごはん」のレシピは、塩尻市の学校給食のメニューを公開する『こんこんレシピ』というサイトに掲載されているそうです。
(みず)
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