売れば財産、売らなければゴミ!父が遺した大量のプラモデル

8月8日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』のおたよりテーマは「お盆を乗り切るあなたのおススメ教えてください」。このお題に対して寄せられた投稿に、「父親のプラモデルを整理したい」との内容が。北野誠と氏田朋子が、この一筋縄ではいかない投稿を紹介します。
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北野「これ、うちのラジオのリスナーさんで聞いている人たちはみんな頭抱えているわ!」
「お盆は休みを利用して断捨離をしたいと思います。自分のではなく、実家の親父の部屋の。
模型が趣味だった親父は大量のプラモデルの在庫を残したまま他界したため、実家のあらゆる場所に大量のプラモデルが詰め込まれています。買い取り業者に査定してもらい、一挙に買い取ってもらおうと考えています。
ちまちまとネットオークションに出品していましたが、写真撮影、説明文作成、これが手間で、なかなか進まず、まったく在庫が減りませんでした」(Aさん)
税務署は厳しい
Aさんには処分を急ぐ理由がありました。
「税務署からは財産として扱われていたため、なんとしても処分しなくてはならず、心を鬼にして一掃したいと思います。
今日まで何人もの同じ趣味の方が物色しに訪問してくださいましたが、10円、5円とか、まるでさい銭程度置いてくだけで、失礼極まりない態度に、我慢できず。
せめて最低相場でもいいので、しっかりお金に換えたいと考え、買い取り業者に来てもらうことにしました。
売れ残りのプラモデルはこどもの頃を思い出しながら、作ってみたいと思います」(Aさん)
60歳半ばの北野にはこの気持ちがよくわかるようです。
北野「歳とったらプラモデルって作れないのよ。いっぱい買って、70くらいになったら趣味で作っていくねんと思っていても、もう手元が見えない進まない。いちいちルーペいるし」
しかも、自分の死後には財産扱いにされてしまうとは厄介です。
今は売り手市場?!
心当たりのある人が多いようで、リアクションが寄せられました。
「私もプラモを貯め込んでおります。先日作り切れないものを200個ほど、買い取り業者に売りましたが、10万ちょっとで売れました。その業者の方によると、今は売り手市場で値段は安定しているそうです。
残ったものは拡大鏡のついたライトで毎日作っています。あと600個ほどあるんですけど…」(Bさん)
番組でリモート飲み会をおこなった際、北野はBさんの多数のコレクションに驚いたそうです。
「私の友達はプラモデル未製作のものが300個ほどあり、部屋の壁を埋めています。ひとつの作品に3箱購入。2箱は保管用で1箱が製作用。ガンプラシリーズがほとんどで、自身が死んだらもらってくれと言われていますが、私は絶対いりません」(Cさん)
生前からこっそり売っていくしかないのでしょうか。
売れば財産、売らんかったらゴミ
「還暦超えて目が見えにくいのはもちろん、在庫の山もおそらくリスナーさん界隈の屈指の量を抱えているのに関わらず、たぶん、同世代かそれ以上の方が断捨離して捨ててしまったであろうプラモデルを、中古ショップでいま買い漁っています。どうしたらいいのでしょうか?」(Cさん)
こうなると業のようなもので、自分でも止められないようです。
「プラモデルは財産になるんですか?一番古いプラモデルは、小学生のときに買ったロボダッチものですが、他のも買ったときより10倍くらいで売れるので、嫁さんに『我が家はひと財産あるなー』と言ったら、『売れば財産、売らんかったらゴミや』と言われました」(Dさん)
夫は夢を語り、妻は現実を語る、よくある光景です。
北野「もう作らないんだから、早めにいい値段で売れるときに売りましょう」
(みず)
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