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空飛ぶタクシーに新たな危険か?2年後に実用化の可能性

空飛ぶタクシーに新たな危険か?2年後に実用化の可能性

朝の情報番組『CBCラジオ #プラス!』の「新聞ピックアップ」コーナーでは、竹地祐治アナウンサーが1週間の新聞記事から気になる記事を取りあげ、解説しています。8月8日の放送では、空の交通に関する話題を2つ紹介しました。聞き手は天野なな実です。

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ANAが100機運行予定

ひとつ目に紹介する記事は、読売新聞が6日に報じた「空飛ぶタクシーANAが100機超 米企業と合弁会社 27年度にも導入」というもの。

開催中の大阪・関西万博では、目玉として実際に運行する計画でしたが、現在はデモ飛行程度に留まっている空飛ぶタクシー。
あと2年ほどでタクシー事業として運行される計画があるそうです。

ANAホールディングスは空飛ぶクルマを使って有償で人を運ぶエアタクシーの事業化に向けて、アメリカ企業のジョビー・アビエーションと合弁会社を設立する方向で合意。
2027年度にも商用運行を開始し、日本国内で100機以上の導入を目指すそうです。

空飛ぶクルマとは

通常のタクシーのように、どこでも止まってどこでも行けるというわけではなさそうですが、飛行機のように大きな飛行場は必要ないため、大型ショッピングモールの屋上など、さまざまな場所の提示も進めていくとのことです。

空飛ぶタクシー、空飛ぶクルマはドローンに近いイメージ。垂直に飛んだり水平飛行ができるのが特徴なのでヘリコプターにも近いようです。

あと10年もすると、空を見上げるとあちこちで空飛ぶクルマを見かけるといったことが起きるかもしれません。

日航機墜落事故から40年

しかし一方で、毎日新聞は4日に「日航機墜落40年 ハイテクに潜む『空の危険』紛争影響か、GPS不具合」という記事を報じました。

御巣鷹で発生した日航ジャンボ機墜落事故から40年。
当時存在しなかったのがドローンによる戦闘機。

それ以上に先程のような空飛ぶタクシーが増えると、今後は空の渋滞も考えられ、より安全性について考えなければならないと竹地。

空の危険が増える?

そのような状況の中、ハイテクに潜む空の危険とはどのようなものなのでしょうか?

ある航空会社の幹部によれば、ウクライナの南に広がる黒海やウクライナに近いトルコ、ルーマニア、ポーランド、ミャンマーの上空を通過する際、飛行機のGPSが不具合を示すとのこと。
その原因は、ロシアのウクライナ侵攻と関係しているのかもしれないとのこと。

ドローンへの指示が一般の航空機に影響を与えていて、それが飛行に障害を与えるとなると大変なことになります。

現在の日本では地上の車に対して道路交通法で管理され、飛行機にも厳格なルールが適用されていますが、ドローンに対してはそこまで厳しくありません。
リスクとのバランスを考えたルール整備が必要となりそうです。
(岡本)
 

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