珍しい鳥にも会える!滋賀県の「道の駅 湖北みずどりステーション」

毎週金曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、西村俊仁アナウンサーがお勧めの道の駅を紹介しています。6月20日の放送で紹介したのは、滋賀県長浜市にある「道の駅 湖北みずどりステーション」。その名の通り、多様な水鳥が訪れる場所であるこの道の駅。一体どんな魅力があるのでしょうか?聞き手は安藤渚七です。
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「道の駅 湖北みずどりステーション」は、四季を通してたくさんの野鳥が訪れる「湖北水鳥公園」の中にある道の駅です。
湖畔の豊かな自然の中で水鳥たちが戯れる様子を観察できるだけでなく、透明度の高いびわ湖に沈む夕日も見どころ。
というのもこの道の駅はびわ湖のほとりに位置しており、目の前の景色はびわ湖屈指の夕陽絶景スポットとしても知られており、日本の夕日百選にも選ばれるほど。
西村「道の駅の入り口がすごく面白くて。遠目に見ると、水鳥の顔に見えるんです」
正面から見ると、真ん中の建物は丸い屋根に丸い窓がついていてまるで顔のよう。そして両側に連なる建物の屋根が広げた羽根のように見えて、とてもユニークな造りをした道の駅です。まさに「みずどりステーション」の名にふさわしい佇まいです。
個性豊かなグルメたち
西村「びわ湖の北部ということで、発酵食品がすごくたくさんあるんですよ」
実はここ湖北エリアは、歴史ある「鮒(なれ)ずし」や日本酒などの発酵食品で、豊かな食文化を築いてきた土地でもあります。
日本海側気候で冬には多雪となり、特別豪雪地帯にも指定されているこの地域では、長く厳しい冬を超えるために保存食や発酵食品の文化が発達したようです。
西村「鮭やサバも多く扱っていて、レストランにもそういったメニューが多く並んでいました」
この地方には古くから、若狭から京都までの海産物を運ぶためのルートがいくつもあったそうです。その代表的な物資がサバであったことから、昔から今日に至るまでサバを使った料理がよく食べられていたとか。
西村「『焼きサバパスタ』なんていうのもありました」
「焼きサバパスタ」は、長浜市の郷土料理である「焼きサバそうめん」をアレンジしたメニュー。甘辛い出汁で煮付けた香ばしい焼きサバの風味と、ホロホロと崩れる身の柔らかさが人気のようです。
野鳥を見てみよう
そんな「道の駅 湖北みずどりステーション」の注目ポイントは、何といってもやはり一年中さまざまな野鳥に出会えることだと語る西村。
西村「道の駅の横には水鳥公園という公園もあるので、写真を撮られる方はそこでカメラを構えて待っていたりもします」
安藤「バードウォッチングもできますね!」
なかなか街中では会えない鳥や、びわ湖の湖岸エリアでも見られる場所が限られているような鳥も観察できます。
さらにすぐ横には「湖北野鳥センター」という野鳥のことを紹介する施設もあり、フィールドスコープや双眼鏡、ライブカメラで野鳥を身近に観察できるようです。
西村「もし鳥に会えなくても、いろいろ学ぶこともできるし」
100種類以上のはく製が展示されていたり、専門スタッフが鳥や自然について分かりやすく教えてくれるそうで、まさに野鳥に親しむのにぴったりの場所です。
冬は雪対策を
ただ、注意しなければならないことも。
西村「雪の降る場所でもあるので、冬に行く際はそれなりの手立てをしてくださいね」
秋から冬にかけてはオオヒシクイ、コハクチョウ、オオワシなどの珍しい渡り鳥が見られるのが魅力ですが、車の装備は万全にしていくのが良いでしょう。
西村「それからこの野鳥センターは、道の駅の駐車場を挟んでやや奥まった場所にあるので。気を付けないと見逃してしまうかも」
実は西村自身も気付かなかったようで、帰ってきてから存在を知って後悔したのだとか。
安藤「でもこれからの季節は特に、湖で涼みながら野鳥も見ることができていいいですね」
このびわ湖の北エリアには車で1時間かからないほどの距離に道の駅が4~5か所集まっているので、夏のおでかけに湖畔で食べ歩き、なんてのもいいかもしれませんね。
(吉村)
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