ふと気づくみじめな自分、ダメな自分に頭を垂れて「情けない」とつぶやく時、他人の情けない姿に励まそうと肩に手を置きたくなる時、少し笑いつつも人生の機微を感じます。4月25日放送のＣＢＣラジオ『北野誠のズバリ』のメールテーマ「情けない」に届いた投稿を、北野誠と山内彩加アナウンサーが紹介します。

息子は同棲18年

最初は息子に対して「情けない」と嘆く父親。

「41歳の息子、我が家の二階に彼女と半同棲して早18年。結婚・入籍しているわけでもなく、別れるでもなく、何を考えているのか理由がさっぱりわかりません。

彼は国家公務員で官舎に住めば同棲できないので、生前贈与してしまったことを後悔しています。おかしくないですか？結婚してくれないのかな。

うちのかみさんはめちゃくちゃ甘い考えで、やつらの考えに同調していて、何も言いません。度重なる浮気が見つかっている私はこの家族の話題にはカヤの外になっています」（Aさん）

北野「珍しいですね。41歳、二階で同棲、新しいなぁ。それはどう捉えていいかわからんわ（笑）」

しかし「家族の話題はカヤの外」というAさんもなかなかに「情けない」かもしれません。

柴犬になめられ

次のご主人も家族の中での立ち位置が微妙です。妻からの投稿です。

「うちの主人、飼ってる柴犬になめられてます。狂犬病の予防接種に連れて行ったら、ちょっと牙をむかれてびびってリードを離してイヌ脱走。パニクって私に電話をしてきました。

びっくりしたことに、しばらくしたら脱走した柴犬だけ家に帰ってきました。主人だけ予防接種会場に取り残される、情けないわ～」（Bさん）

山内「イヌ帰って来たんだ、よかったよかった」

北野「ホントに柴犬って性格悪いらしい。松岡（亜矢子）が言ってた。レトリバーは主人に忠実だけど、柴犬は結構人をなめてるところあります」

個体差はあると思いますが、勝気な柴犬は多いですね。

股間にケチャップ

これも妻からの夫に関する投稿。

「主人はご飯の時よくこぼします。特に真新しい白のTシャツの時など、必ず油や汁物を飛ばします。

先日、主人は自宅用のグレーのジャージで一緒に夕食をとっていました。
ハンバーグを口に運ぶ時、見事にケチャップがたっぷりついたハンバーグが、主人の股間にバウンドして床に落ちました。
主人の股間にまっ赤なケチャップ。それを布巾でごしごし落とそうとする主人。その光景を見ていると、なんだか情けなくて、ちょっと涙がこぼれてきました」（Cさん）

北野「これオレもよくやるからイヤやわ（笑）」

山内「誠さん、意外とこぼしますね」

北野「本当にこぼす。こぼすのは歳とった証拠や。だから、こども用のシリコンのエプロンいるな」

山内「メインパーソナリティの風格がなくなる」

北野「風格いりません（笑）」

夢で口の中を…

老化現象はこんなところにもでるようです。

「最近ご飯を食べていたら、舌やほっぺたの内側を噛んでしまうことが多くなり、老いを感じてしまいます。

おととい、スーパーで買ってきたお惣菜を食べていてほっぺたの内側を噛む、という夢を見ていて痛みで起きました。

寝直すと、残りのお惣菜を食べる続きの夢が出てきまして、またもやほっぺたを噛み、痛みで起きました。なんかいろいろ情けなくなっています」（Dさん）

現在65歳の北野は「食べ物落とすとか、口内を噛むのは、1、2年前からやから。Dさんの50代半ばは早い」と自らの経験を語ります。

北野「ホテルのバイキングで絶対ケチャップ使わないもの。まっ赤なケチャップ飛ばしている60代のおっさんなんてイヤやもん」

山内「でも、カレー飛ばしている誠さん、何回も見たことあります（笑）」

この言葉に「やめて、言わんといて～」と懇願する北野でした。
（みず）