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第79回全日本体操団体選手権 結果|男子は徳洲会が圧勝、女子はなんば体操クラブがV!岡慎之助・橋本大輝らスター選手集結

第79回全日本体操団体選手権 結果|男子は徳洲会が圧勝、女子はなんば体操クラブがV!岡慎之助・橋本大輝らスター選手集結
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2025年度の体操ニッポン団体日本一が決定! パリオリンピック金メダリストの岡慎之助選手、世界体操金メダリストの橋本大輝選手をはじめ、日本のトップ選手たちが群馬県の高崎アリーナに集結した「第79回全日本体操団体選手権」。11月13日から16日にかけて繰り広げられた熱戦は、男子は徳洲会体操クラブが圧巻の演技で王座に輝き、女子はなんば体操クラブ-ngcが激戦を制して頂点に立った。一つのミスも許されない極限のプレッシャーの中で、選手たちはどのような輝きを放ったのか。

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団体戦ならではの極限の勝負

全日本体操団体選手権は、個々の力だけでなく、チームとしての総合力が問われる舞台である。男子はゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目、女子は跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかの4種目で争われる。1チーム6人で構成され、各種目には3人が出場。その3人の得点すべてがチームの得点に加算される。つまり、男子は計18演技、女子は計12演技の合計点で順位が決まるため、一人のわずかなミスがチーム全体の運命を左右する。この過酷なルールが、団体戦ならではのスリリングなドラマを生み出すのだ。

王者の風格、徳洲会が他を圧倒

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男子団体は、徳洲会体操クラブとセントラルスポーツによる頂上決戦の様相を呈した。しかし、蓋を開けてみれば、そこには王者の圧倒的な風格が漂っていた。徳洲会体操クラブは、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の5種目で1位を獲得。中でも、川上翔平が3種目でトップとチームに大きく貢献し、合計得点は254.362点。2位のセントラルスポーツに5.199点もの大差をつけ、その強さを見せつけた。
これで徳洲会体操クラブは4連覇を達成した。
一方、惜しくも2位となったセントラルスポーツは、けが人が相次ぎ4人での戦いとなった。4種目目の跳馬終了時点では、1位と2.665点差と背中が見える位置にいたものの、5種目目の平行棒から徐々に疲れが見え始めミスを連発。徳洲会の牙城を崩すには至らなかった。3位には、仙台大学が入った。

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大混戦の女子を制したのは、なんば体操クラブ-ngc

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男子とは対照的に、女子団体は最終種目まで目が離せない大混戦となった。その激戦を制し、見事優勝に輝いたのは、なんば体操クラブ-ngcだ。合計得点158.661点で、連覇を達成した。
なんば体操クラブ-ngcは、得意の跳馬で41.466点の高得点をマークし種目別1位を獲得すると、平均台でも2位につける安定感を見せた。一方で、ゆかでは9位と苦戦する場面もあったが、チーム全体でカバーし合い、最後までトップの座を守り抜いた。
2位には、名門・順天堂大学が合計156.530点で入った。宮田笙子がチームを牽引し、ゆかと段違い平行棒で2位と強さを見せたが、平均台での9位という結果が響き、惜しくも頂点には届かなかった。3位には、レジックスポーツ/名経大市邨が入った。

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第79回全日本体操団体選手権 最終結果

男子団体総合

| 順位 | チーム名 | 合計得点 |
| 1 | 徳洲会体操クラブ | 254.362 |
| 2 | セントラルスポーツ | 249.163 |
| 3 | 仙台大学 | 244.361 |
| 4 | 相好体操クラブ | 242.127 |
| 5 | 宮崎ひなたGYM | 241.095 |
| 6 | 鹿屋体育大学 | 239.729 |
| 7 | 順天堂大学 | 239.728 |
| 8 | 船橋市立船橋高等学校 | 239.394 |
| 9 | 清風高等学校・中学校 | 237.927 |
| 10 | ジュンスポーツ北海道 | 237.494 |
| 11 | 日本体育大学 | 237.328 |
| 12 | 駒澤大学 | 237.028 |
| 13 | 日本大学 | 235.495 |
| 14 | 茗溪クラブ | 232.194 |
| 15 | 作新学院高等学校 | 220.527 |

女子団体総合

| 順位 | チーム名 | 合計得点 |
| 1 | なんば体操クラブ-ngc | 158.661 |
| 2 | 順天堂大学 | 156.530 |
| 3 | レジックスポーツ/名経大市邨 | 155.363 |
| 4 | 米田功体操クラブ | 155.198 |
| 5 | 鯖江高等学校 | 155.029 |
| 6 | 戸田市スポーツセンター | 154.497 |
| 7 | 日本体育大学 | 154.329 |
| 8 | バディ塚原体操クラブ | 153.496 |
| 9 | ZERO体操クラブ | 153.162 |
| 10 | アインス体操クラブ/浪速学院 | 151.764 |
| 11 | 鶴見ジュニア体操クラブ | 150.363 |
| 12 | 筑波大学 | 150.296 |
| 13 | 加納体操クラブ | 149.564 |
| 14 | 日本女子体育大学 | 147.029 |
| 15 | 日本大学 | 127.362 |

日本のトップ選手たちが集い、チームの誇りをかけて戦った4日間。男子は徳洲会体操クラブが絶対王者としての力を見せつけ4連覇、女子はなんば体操クラブ-ngcが連覇を達成した。個人で輝きを放つ選手、チームのために身を粉にする選手、それぞれの思いが交錯した高崎アリーナの熱気は、日本の体操界の未来が明るいことを証明していた。

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