好きなものが真逆。ラジオパーソナリティが嘆く夫婦のすれ違い。

主に名古屋で活動するラジオパーソナリティの酒井直斗。先日、妻が大ヒット中の映画『国宝』(監督:李 相日)を観に行ったため、子守をしていたとのこと。7月16日放送のCBCラジオ『酒井直斗のラジノート』では、帰宅した妻の言葉に酒井が痛感した「感覚の違い」を漏らします。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く妻が映画「国宝」鑑賞へ行く
妻が『国宝』を観ている間、子育て支援施設に足を運んでいた酒井。
ちなみにこの作品の上映時間は175分。およそ3時間もある、まさに大作です。
妻から「『国宝』がすごくて鳥肌立った」とのメッセージを受け取った酒井。
酒井「俺はね、基本的に30代になって恥ずかしい話なんだけど『3時間もあるの?』って言っちゃうタイプ。でもみんなSNSで『3時間と感じなかった、短かった』って言ってるけど、3時間であることには変わりない」
ラジオで話すネタを仕入れるために観ようと考えるものの、この175分に躊躇してしまうそう。
さらに妻へどこが良かったのか尋ねた酒井。
その答えは「割と余白を読み取って、ヒューマンドラマ的な部分を楽しむのがいい点」というものでした。
余白ってなんだ?
実は、余白を読み取ったり、味わったりするのが大の苦手と漏らす酒井。
例えば、アメリカ映画で何かの賞を受賞するようなヒューマン作品で、登場人物がただ無言で海岸を歩いているだけのようなシーンを見ると「カットし忘れたのか?」と思ってしまうとか。
酒井「俺が好きな映画は『東京リベンジャーズ』の実写版とか、『キングダム』の実写版とか。とにかく、ドーン!バーン!ウワーッ!終わり!みたいな映画がいい」
この発言には、スタッフから「東京リベンジャーズにも余白はある」と突っ込まれます。
また「自分からストーリーの意味を探しに行くのは苦手」と続ける酒井。
登場人物に色がついていて動き、しゃべるアニメはともかく、マンガは苦手だと明かします。
真逆の夫婦
原作マンガを好きな妻に対し、アニメ化(映像化)した方が好きだという酒井。
妻に「なんで原作マンガよりアニメの方が好きなの?」と尋ねられ、改めて「色があって、動くから」という理由を自覚したそうです。
酒井「だって自分でページをめくらなくても勝手に動いてくれるし、登場人物の髪色などですぐわかるじゃん。マンガだったら『この登場人物とあっちの登場人物同じじゃない?』ってなるんだよ。マンガはいっぱい文字を書いてるけど、アニメなら勝手に喋ってくれる」
一方で酒井には人間関係となると、他人の言葉の裏にある真意をあれこれ推測するそう。
酒井「要は相手の言うことを正面から受け取れずに、斜めから受け取る」
スタッフ「余白は読み取れないのに、なんでそういうところだけ読み取ろうとするの?」
余白が読み取れないのに、言葉の裏を読み取ろうとする苦労は自覚している模様。
一方、妻はNHKの『おかあさんといっしょ』の台詞ですら、積極的に行間を読み取ろうとするとのこと。
はたして酒井夫婦の第一子はどちらに似るのでしょうか?
(葉月智世)
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