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「どうしても愛車のソニカで通りたい」富山県にある車幅“1.48m制限”の隧道に道マニアが挑戦!

「どうしても愛車のソニカで通りたい」富山県にある車幅“1.48m制限”の隧道に道マニアが挑戦!
CBCテレビ『道との遭遇』

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、全国100万キロ以上の道を巡ってきた道マニア歴27年の鹿取茂雄さんが、富山県にある“隧道”を巡ります。

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【動画】無事に通り抜けられるのか…?“狭すぎる隧道”を車で通過する衝撃の様子はこちら【3分12秒~】

道幅が1.48mしかない隧道!?愛車・ソニカでの通過に挑戦

CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「今日はどうしてもソニカで行きたい場所がある。ソニカが動くうちに行きたい」

鹿取さんの相棒である軽自動車“ソニカ”。どこへ探索に行く時も一緒で、長い時間を共に過ごしてきましたが、走行距離は11万kmを超え、いつ寿命がきてもおかしくないとのこと。すでにソニカの生産が終了しており、次の車検を迎える前に愛車でどうしても走りたい道があるという鹿取さん。

CBCテレビ『道との遭遇』

モデル・女優の仲俣(なかまた)由菜さんを旅のお供に迎え、2人は富山市の寺家(じけ)という地域へ向かいます。

CBCテレビ『道との遭遇』

県道67号を進むと徐々に道が狭くなり、見えてきたのは「通行注意 車幅1.48m軽自動車通行可能」と書かれた看板。さらに、「この先の池原トンネルは、狭小の為、幅1.48m以下、高さ2m以下の車両のみ通行可能」と書かれています。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「この先にあるトンネルの道幅が1.48mしかない。小数点2桁まで指定されることってほぼ無い。軽自動車の規格は全幅1.48m以下と定められていて、ソニカの幅は1.475mだから通れるはず」

数字上5mmの余裕があるため、なんとかソニカで通れることから、以前より縁を感じていたという鹿取さん。「ソニカのためにあるようなトンネル」と意気込みます。

CBCテレビ『道との遭遇』

県道を進み、現れたのは「池原隧道」。扁額には「池原一号隧道」と書かれています。鹿取さん曰く、番組初回放送で通った静岡県掛川市にある「岩谷(いわや)隧道」より狭いのではないかと言います。

鹿取さん念願の隧道に、いざ挑戦!果たして、無事に通り抜けることができるのか?

ソニカでゆっくり進みます。入り口は少し幅があり余裕がありますが、その奥は…

CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「デコボコしていて幅が一定じゃない。狭い所と広い所がある。けっこうギリギリだけど、サイドミラーは壁に当たるまでたたみたくない」

「おぉ、いけた!」「デコボコしているから、真っ直ぐ走ると当たっちゃう」「こういうところがたまらん」と、鹿取さんは終始興奮しながら楽しそうに進み続け、時間をかけてついに通過!

ミラーをたたむことなくソニカで通り抜けに成功したあとは、自らの足で特殊な構造の隧道を観察します。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「入り口の周りは広く掘っているのに、その中は狭くなっている。途中からソニカサイズになるのが分からない」

林道から県道へ移管された「池原隧道」

CBCテレビ『道との遭遇』

入り口には幅員制限1.48mの標識が設置されていますが、中は広くなったり、狭くなったりとマチマチな構造をしている「池原一号隧道」。その理由を知るため、隧道の西側の地域で聞き込みしてみることに。

かつて隧道の東側の集落に住んでいた方の話によると、昭和10年に林道として造られた池原隧道は、東西からそれぞれ掘削されたため、道幅がマチマチになってしまったそう。

CBCテレビ『道との遭遇』

また、池原一号隧道の東には「池原二号隧道」「池原三号隧道」と続き、合計3つの隧道があることが判明。その周辺の集落に住む人たちが、西にあるバス停から富山の中心地へ行くために隧道を使うことが多かったと言います。

CBCテレビ『道との遭遇』

徐々に林業が衰退し始めた昭和33年に、池原隧道は県道に移管。そのタイミングで入り口がコンクリートで補強され、中の地面と壁も整備されました。

現在はほとんど使われなくなった池原隧道ですが、定期的に地域の人たちで草刈りしているとのこと。地元の人は「今でも大事な道」と言います。

CBCテレビ「道との遭遇」2025年9月30日(火)午後11時56分放送より

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