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私花。てれび!私の愛した花の名は。

放送は終了しました!またお逢いする日まで~

こらむ!

2020.12.11 (金)

文豪に学べ!意外な文学的センスを発揮する声優たち

ボイスドラマ・4コマ漫画『私の愛した花の名は。』の声優5人組ガールズバンド『PsȳChē(プシュケ)』(MoeMi、大森日雅、若林倫香、宍戸智恵、鳥部万里子)が、毎回ゆる〜い放課後特別授業を経てバンドとしての成長を目指す番組。

今回の授業は前回に引き続き”日本語”。声優であるメンバー5人が日本の文豪の名言から日本語力を学びます。個性的な名言が連発し、意外な文学センスを臨時教員に魅せつけるメンバーたち。冬をテーマにした川柳では次々に奇跡が!?“私花。てれび!”12月5日の放送から。

個性的な”名言”が続出!

本日の授業は”日本語”。文豪からキレイな日本語を学ぶ。
英語教師をしていた夏目漱石は「I Love You」を訳すときに、教え子に「月が綺麗ですね」と訳すようにと教えたそうです。ロマンがあります。(諸説あります)
夏目漱石が実際にそう言ったかどうかは別としても、「月が綺麗ですね」という言い回しにある、日本語の特徴でもある奥ゆかしさと形容し難い情緒をどう表現するのかが興味深い内容でした。

そこで、「月が綺麗ですね」と男性に言われたときに男性にどう返すか?が今日のお題。
「私が月ならあなたは太陽ですね」と見事な返しをしたのはししどん。

宍戸:
月って太陽がないと輝かないじゃないですか

比喩を使って間接的に相手を表現する見事な手法です。
歌詞にしたいくらい、とMoeMiがベタ褒めします。

そんなMoeMiからは「ウサギめっちゃ見えるね」と可愛らしい返しが。
鳥部の返しは「一緒に木星に行きましょう」。
鳥部によると、木星には幸福という意味があるそうです。
大森の返しは「新婚旅行は月旅行に連れてってね!通常の3倍で」。ガンダムファンの大森、ザクに乗りたいという意味だったそうですが、意味のわからないメンバーは沈黙。
若林の返しは「わたし、月みたいにキレイなパンケーキ焼けますよ」。
これには「あざとい」「料理上手アピールされた」と批判の声が上がる教室。
若林の返しにはそれだけインパクトがあった様子。

続いては太宰治から学びます。
太宰治の名言に「大人とは〇〇である」という言葉があります。その言葉に入る〇〇は?

MoeMiが答えたのは「ポテトサラダ」。
そのココロは…「ぐちゃぐちゃになっていて、いろいろ混ざっているけど、結果おいしい」。
「また深いのきたなー!」と若狭先生。

若林の答えは…「大人とは子どもである」。
二十歳になったのに大人になれないのでそう思っているのだとか。

さて、太宰が〇〇に入れたのは…「裏切られた青年の姿」。
小説『津軽』に記された言葉です。裏切りを知らない人間は青年であるとも言える。なかなか深いですね。
箱といえば、映画「フォレスト・ガンプ(1994年アメリカ)」の中に「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまで中身はわからない。」というセリフがあります。ポテトサラダはマッチ箱やチョコレート箱に通じる「何が入っているかわからない感」がありますね。MoeMiの答えにはそういう深さが垣間見られたので、臨時教員は「深い〜」と唸ったのでしょうか?

続いては、芥川龍之介の言葉から。
「人生は〇〇に似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わなければ危険である。」に入る〇〇は?

「空気」と即座に答える宍戸。
「文学的なセンスがプシュケにはあるね」と感心する若狭先生。
MoeMiの答えは「絹豆腐」。
料理するときにボロボロにならないように大事にする必要があるからだとか。

芥川が〇〇に入れたのは…「一箱のマッチ」。
随筆・警句集「侏儒の言葉」からの一節です
納得の答えですが、一同は腑に落ちない様子。マッチ箱を知らないメンバーもいるのかもしれません。
メンバーの中では、MoeMiの絹豆腐が好評価のようで、「芥川を超えた!?」と若狭先生。

今回紹介した名言以外にも、様々な文豪が人々の心に響くような名言をたくさん残しています。人生の指針になるもの、戒めになるもの、成長する際にいろいろ参考になるものがあります。これを機会に興味を持って調べてみてはいかがでしょうか。

冬の川柳で意味深な内容にモヤモヤが

最後は、冬をテーマに川柳を詠みました。

鳥部の一句は…「ほっかほか プシュケみんなで ぽっかぽか」
まるでラップみたいだと盛り上がります。

若林の一句は…「もふもふだ マフラーまいて もっふもふ」
鳥部と奇跡的に似通った若林の川柳に、若狭先生もビックリ。

大森の一句は…「あらわれる もこもこお化け こたつから」
飼い猫のラグドールがこたつの主になっているようです。

宍戸の一句は…「こたつから あたまをだして あんしんだ」
今度は、大森と宍戸の川柳が見事につながる展開に!

さて、ラストのリーダーの一句は…?
MoeMi「今年の冬 プシュケがメジャー デビューします」

詳しくはいろいろと報告します、とのこと。
今年の冬っていつのことでしょうか?気になりますね!
「?」とモヤモヤが残ったもののリーダーが綺麗にまとめ?
メンバーの文学センスが炸裂した放送回でした。

放送後SNSでは「さすがの文学少女も太刀打ちできないセンスの数々!」「皆さま詩人さんですねぇ♪」などの声がつぶやかれていました。
メンバー本人のアカウントではMoeMi「すんごく好きな分野でした♪」若林「みんなのセンスが炸裂してて面白かったです!」とのことでした。

料理をいちばん上手に作れるのは誰?

「学んでいく」がテーマのこの番組に次の学びは「料理」家庭科の授業”です。本当に料理を作るのでしょうか?食レポに続いてまた“エア”じゃないことを祈っているメンバーもいるのかもしれません。

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