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川上憲伸、秘策のビジター必勝作戦! 先発ダブルスタンバイ要員2人を緊急指名!

川上憲伸、秘策のビジター必勝作戦! 先発ダブルスタンバイ要員2人を緊急指名!
ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』

川上憲伸、秘策のビジター必勝作戦! 先発ダブルスタンバイ要員2人を緊急指名!

 2020年9月14日(月) 16:50
竹内 茂喜
竹内 茂喜

「【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム」

もう一敗もできない!

先週のドラゴンズは、10.8決戦までとはいかないまでも、プロ野球ファン大注目となった5試合連続完投勝利中の大野雄大投手VS開幕から9連勝中の菅野智之投手、球界屈指の両エース対決から幕を開けた。結果は惜敗したものの、大野は負けながらアッパレの6試合連続完投を記録。平田良介外野手も1000安打を達成し、最後はハマスタでの今季初となるカード勝ち越し!そこだけフォーカスすれば中身の濃い一週間だったと言えそうなのだが、チーム成績は、2勝3敗1分と、いまいちパっとしない戦いぶりで終えた。

4位に踏みとどまっている感の強い現状にゲストコメンテーターの川上憲伸さんは

“もう一敗したらもうダメかなぁ”

と、醒めたコメント。実際、自力優勝の目は消え、借金を抱えて戦っている状況。選手たちには一敗もできない気持ちで戦って欲しいというドラゴンズOBからのゲキと是非捉えてもらいたい。

ビジターゲームを勝つ秘策とは?

今週のサンドラは浮上のカギは何かを今一度探ってみた。そして出た答え、それはビジターゲームでの弱さ。9月13日終了時点、ホームでの戦いは18勝14敗4分、勝率.563と勝ち越ししているものの、ビジターでは15勝23敗1分、勝率.395と大きく負け越し。リーグワーストの記録となっている。ただし以前は苦手としていたマツダスタジアム、神宮球場では勝ち越し、東京ドームでもほぼ五分の戦いを見せている。それもこれも甲子園、そして横浜スタジアム両球場に対する絶対的弱さ!0勝6敗、2勝7敗とこの両球場だけでなんと12の借金!まさに鬼門といえよう。
※番組で使用されたフリップは9/12時点の記録となります。

ビジターの苦戦は今に始まったことではない。過去10年間を振り返って見れば、優勝した2011年も実は31勝37敗と負け越している。ただ2014年までの4年間は、なんとか年間30勝以上挙げ、なんとか五分に近い戦いふりを見せていた。ところが2015年以降は年間で平均20近く負け越している。なぜそんなに負けを重ねるのか。ここまでの一方的なやられ方の理由に川上さんは、相手チームのリリーフ陣の充実さが苦戦している要因に挙げる。では、ビジターゲームをモノにする攻略方法はないのか?川上さんは経験則に基づいてアイデアを口にした。

“先発経験のあるピッチャーをロングリリーフでスタンバイさせる”

その根拠は何か?説明を続けた。

“ボクも経験あるんですが、ビジターの時って負けている時は交代が早いんですよ。極端に言うと、5、6回ぐらいで負けていて、そして相手チームのリリーフ陣が良い場合は交代が早くなります。こちらもまあまあ良いリリーフ陣をつぎこむんですけど、もう一歩追い付けない時にはそのままやられてしまう。試合を持たせるという意味でもロングリリーフができるピッチャーを用意しておくと試合が壊れないですね。”

先発が不調でも試合を壊さない。先発ダブルスタンバイ構想だ。

例えば誰?の問いに名前を挙げたのが、勝野昌慶投手と岡野祐一郎投手の二人。

“今季先発経験のある彼ら二人をロングリリーフ要員として一軍に帯同しておくのはアリだと思います。球の力もしっかりありますし、三振が取れる点が買いです!”

1点をしぶとく取りに行く

投手陣がしっかり抑えても点を取らなければ勝ちはモノにできない。開幕から見ていて、打線のつながりのちぐはぐさが目立つドラ打線。打線の課題についても、川上さんは持論を展開。すべての打者に対し、点を取る執着心を持つことの大切さを説いた。

“1点をしぶとく取りに行く。取れる時に確実に点を取るということでしょうか。点が取れそうな時は確実にランナーを進めるだとか、やれるべきことをしっかりやって、それでも負けるならば仕方ないです”

今季のドラゴンズ、何度も送りバント失敗を散見する。バントができず、試合の流れが相手チームに移ってしまったということも一度や二度の話ではない。強いチームは目立たないところでしっかりフォアザチームの野球ができている。自分を犠牲にしてまでもランナーを進めるバッティングが、チームの得点に、そして勝利へつながる。みんなプロだもの、そんなことは全員分かっているはずと、川上さんは思っているはず。それでもあえて言うにはそれなりの理由があるからだと感じた。

試合に出ている選手、そして控え選手全員が二手先三手先をしっかり考えながら試合展開を読む。そんな選手が多ければ多いほどスキのない、そして相手の嫌がる野球ができるはずだろう。強い時代のドラゴンズは確かにそれができていた。そのチームにいた川上さんだからこそ、まさに基本となる助言を口にしたのではないか。

常勝軍団再建まで、未だ道半ばなのか?

聖域を侵してまでもチームを変えなければ

75試合を終了して、残りは45試合。首位ジャイアンツとは13.5ゲーム差、負け差はなんと15。優勝の可能性がゼロではないが語るにはなんとも夢物語。勝負の世界、残り試合すべて勝利を追い続ける。それはまさに正論。しかしこのままでいいのだろうか?昇竜復活のスローガンを掲げた今季、再びドラゴンズ黄金期を迎えるための布石は打たれたのか。改善策は粛々と進められているのだろうか。数年後、チームの顔は誰に?高橋周平?根尾昂?現時点、近い将来のチーム構想について、残念ながらまったく見えてこない。続々と育成選手が育ち、走攻守のスペシャリストを養成し、組織力をますます高めているジャイアンツとの差は縮まるどころか、拡がる一方。今すぐにでもチームを抜本的に変えなければ、来季もファンの嘆く声が聞こえてきそうだ。

聖域を侵してまでも、一部ファンの罵倒を浴びようとも、今季中にもチーム改革のキックオフを取り掛かるべきだ。川上さん他、勝ちを知り尽くしたOBの力を借りて、もう一度強いドラゴンズを復活して欲しい。もうこれ以上弱いドラゴンズは見たくない。

がんばれドラゴンズ!燃えよドラゴンズ!

(竹内茂喜)

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