中日クラウンズの歴史

逆転で独走、
ジャンボならではの劇的初制覇

1987
第28回大会
尾崎将司
尾崎将司
Masashi Ozaki

大会概要

会場 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース
6,491Yards Par70(35 - 35)
賞金総額 ¥90,000,000
期日 4月30日~5月3日
カット 5オーバー145までのプロ59名とアマ上位3名 計62名
出場者数 99名(アマ8名)

大会スコア

1位 尾崎 将司 69-67-66-66=268 ¥16,200,000-
2位 倉本 昌弘 69-69-70-66=274 ¥5,760,000-
2位 青木 功 69-69-68-68=274 ¥5,760,000-
2位 山本 善隆 70-70-65-69=274 ¥5,760,000-
2位 Ian Baker-Finch 66-68-69-71=274 ¥5,760,000-
6位 Scott Simpson 68-70-66-71=275 ¥3,060,000-
6位 Brian Jones 70-70-69-66=275 ¥3,060,000-
8位 上原 宏一 71-70-69-66=276 ¥2,610,000-
9位 David Ishii 68-70-69-70=277 ¥1,966,500-
9位 飯合 肇 73-65-66-73=277 ¥1,966,500-
9位 入野 太 66-72-71-68=277 ¥1,966,500-
9位 草壁 政治 66-65-69-77=277 ¥1,966,500-
13位 Bobby Wadkins 73-66-69-70=278 ¥1,966,500-
13位 Lanny Wadkins 71-67-66-74=278 ¥1,248,000-
13位 Terry Gale 68-70-70-70=278 ¥1,248,000-
13位 Graham Marsh 71-74-64-69=278 ¥1,248,000-
13位 謝 敏男 71-72-67-68=278 ¥1,248,000-
13位 金井 清一 68-71-69-70=278 ¥1,248,000-
19位 呂 良煥 70-71-66-72=279 ¥882,000-
19位 内田 繁 73-70-67-69=279 ¥882,000-
19位 陳 志忠 68-72-68-71=279 ¥882,000-
19位 安田 春雄 75-69-68-67=279 ¥882,000-
  • ベストアマ 中川隆弘 285 41 位タイ

1R

前年の賞金レースを激しく争った中嶋常幸、青木功、尾崎将司の3人が揃って予選落ちとなったマスターズ。第28回大会は、マスターズトリオの汚名返上の舞台となった。快晴の中で行われた初日、青木と尾崎はともに69の14位タイ。それに対して中嶋は75を叩き、76位と出遅れた。4アンダーで首位に飛び出したのは、1パットのパーが5ホールと拾いまくった草壁政治と合計25パットの入野太、好調なパットでスコアをまとめたI・ベーカーフィンチの3人。注目のL・ワドキンスは30位タイ、弟のB・ワドキンスは58位グループと出遅れた。

2R

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前半戦をリードした草壁

終日雨となった2日目、首位スタートの草壁は、2番ホールでイーグルを奪うなど、この日もベストスコアタイの65をマーク。この日68で回った2位のベーカーフィンチに3打差をつけて独走した。この日3位に急上昇したのが小技に冴えを見せた尾崎。青木も6位タイ、中嶋も26位グループまで進出した。

3R

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3日目に首位に躍り出たジャンボ

3日目に入って主役の座を奪う勢いを見せたのが尾崎。スコアが伸び悩む草壁を尻目に4番から5連続バーディと猛チャージ。66をマークして首位の草壁と2打差2位まで肉薄した。3位にはベーカーフィンチ、4位にはS・シンプソンとL・ワドキンスがつけ、いよいよ強豪が実力を見せ始めたが、青木は8位と伸び悩んだ。

4R

小雨となった最終日。逆転への思いを込めて真っ先に競りかけたのは青木。1番から3連続バーディで一気に優勝戦線に名乗りを上げたが、その後は寄せとパットに精彩を欠き脱落。そんな中で尾崎と草壁がマッチレースを展開。しかし、草壁が7番で第1打を痛恨のOB。尾崎はバーディで2人の差が一気に5打と開いた。その後もスコアを伸ばした尾崎が大差をつけて単独トップ。2位に6打差をつけて念願の大会初勝利を飾るとともに、杉原輝雄、青木功に次ぐ史上3人目のプロ入り計算50勝目を成し遂げた。

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