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NEWS RELEASE

ニュースリリース

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2018年度

第29回 「CBC小嶋賞」 決定のお知らせ

2018年11月16日

 当社グループの放送、事業活動に貢献した個人や団体に贈る第29回「CBC小嶋賞」受賞者が下記のとおり、決定しましたのでお知らせいたします。

第29回「CBC小嶋賞」受賞

野球解説者
山田 久志 さん

第29回「CBC小嶋賞」受賞

野球解説者
木俣 達彦 さん

【CBC小嶋賞】

○山田久志さん (1948年7月29日生 秋田県能代市出身)

 山田久志さんは1968年にドラフト1位で阪急ブレーブスに入団し、アンダースローで通算284勝をマーク。数々の投手部門のタイトルを獲得し、「史上最高のサブマリン投手」と呼ばれています。1999年に、中日ドラゴンズに投手コーチとして招かれ、岩瀬投手らを育成すると、2002年にはドラゴンズの監督に就任。荒木・井端の二遊間コンビをはじめドラゴンズ黄金時代の基礎を築かれました。2006年には野球殿堂入りを果たされています。

 CBCとはこの年に解説者契約を締結。数々の実績と経験に基づいた歯切れよくウィットにとんだコメントで、野球ファンのすそ野拡大に貢献いただくとともに、数多くの全国ネット中継を通じてCBCのメディア価値向上にも寄与され、今回の小嶋賞受賞となりました。

【CBC小嶋賞】

○木俣達彦さん (1944年7月7日生 愛知県岡崎市出身)

 木俣達彦さんは、中日ドラゴンズの現役時代、「マサカリ打法」と呼ばれる独特の打撃フォームでヒットを量産。強打の名捕手として2度のリーグ優勝に貢献し、ベストナインにも5度選出されました。

 CBCとは現役引退後の1983年に解説者として契約。同年、現在CBCテレビで放送中の「サンデードラゴンズ」の前身にあたる「木俣達彦の燃えよドラゴンズ」でMCを務めると共に、実況中継でも明るく大胆な語り口でプロ野球の魅力を伝え続けました。コーチとして球団に復帰した時期を除き、30年余にわたりCBC一筋で活動された功績は大きく、ファン層拡大に貢献いただき、今回の小嶋賞受賞となりました。

【第29回「CBC小嶋賞」授与式】

12月14日(金) 午前10時より CBC会館3階「CBCホール」にて


【CBC小嶋賞とは】

 当社の創業に尽力した故小嶋源作(こじま・げんさく)元会長の遺志によって寄託された3,000万円を基金として、1989年10月に制定されました。

 授与対象はCBCグループの放送・事業活動や社業の発展に寄与した個人または団体で、毎年社長が委員長を務める「CBC小嶋賞基金運営委員会」で受賞者を決定します。

 受賞者には12月に開かれる当社の創立記念式典で、表彰盾と奨励金100万円が贈られます。

【故 小嶋源作 元会長】

 中部日本放送の創立と発展に尽力した小嶋氏は、CBCの父とも云うべき人物です。

「中部日本放送、JOAR、1090キロサイクルでお送りいたします。昭和26年9月1日、我が国で初めての民間放送、中部日本放送は今日ただいま、放送を開始いたしました」。

 戦後の日本が、焼け跡の暗闇から抜け出そうともがいていた1951年9月1日午前6時半、記念すべき「民放第一声」が全国に先駆けて、名古屋から発せられました。

 戦後まもない頃、中部日本新聞社(現在の中日新聞)編成局連絡部長を務めていた小嶋氏は、「民主国家として言論の自由を取り戻すためのフリーラジオを」という強い願いから、民間放送局CBCラジオの設立に東奔西走しました。当時日本の放送といえば公的な機関であるNHKラジオのみ。それまでなかった民間放送という形態のメディアだけに、自分が勤める新聞社の説得、許認可権者である逓信省やGHQ(連合国軍総司令部)との交渉、また地元財界に出資を募るなど、前途には難しい問題が横たわっていましたが、小嶋氏はそれらを粘り強く解決していきました。

 「われわれは明日、NHK島に敵前上陸する」。会社設立当初、代表取締役常務に就任した小嶋氏は、社の綱領である「真実と自由を求める」「価値の創造に生きる」「協同と責任をたっとぶ」を体現しながらラジオに続いてCBCテレビを開局。兼営局としての放送事業を軌道に乗せ、その後社長、会長を歴任。民間放送の発展に尽くすとともに、今日のCBCの礎を築きました。

【小嶋源作氏年譜】
1905年(明治38年)01月元旦
石川県石川郡野々市町に生まれる
1929年(昭和04年)03月
名古屋新聞社(中日新聞社前身)入社
1949年(昭和24年)09月
中部日本新聞社出版局局長
1950年(昭和25年)12月
中部日本放送代表取締役常務
1957年(昭和32年)11月
   同  代表取締役専務
1959年(昭和34年)11月
   同  代表取締役副社長
1967年(昭和42年)11月
   同  代表取締役社長
1975年(昭和50年)05月
   同  相談役
1975年(昭和50年)12月
   同  代表取締役会長
1989年(平成元年)06月
   同  常任相談役
1989年(平成元年)08月7日
逝去(享年84)
1989年(平成元年)09月1日
中部日本放送社葬
1989年(平成元年)10月1日
「CBC小嶋賞基金」設立