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第253回(4/26) 天気痛

ゲンキリサーチャー:ヴェートーベン
ドクター:佐藤純
ゲンキスチューデント:春香クリスティーン

天気痛は、天気が悪くなると引き起こされる頭痛や関節痛等のことで、日本人の3人に1人が経験していると言われています。その症状は痛み以外にも様々あり、それらが原因でうつ病や認知症を発症する人もいます。そこで今回は多くの人が悩む天気痛の実態を調査。自宅で簡単にできる天気痛改善法も大公開します。

天気痛チェック

(1)雨が降るなど天気が悪くなるのがわかる。
(2)乗り物酔いをしやすい。
(3)日々ストレスを感じやすい。
これらのうち1つでも当てはまる方は、天気痛持ち、もしくはなりやすい傾向にあります。

天気痛の原因

今回お話を伺ったのは、愛知医科大学病院で日本唯一の天気痛外来を担う佐藤先生です。
天気痛は気象の影響を受けて出る様々な痛みを伴う症状のことで、頭痛や腰痛、めまいや肩こり、最近では歯周病も天気と関係していることが分かってきました。その原因のひとつが気圧の変化です。番組で行った実験でも、気圧の変化で痛みやストレスが増加するという結果が出ました。

気圧が変化すると身体に様々な悪影響が出てくるのは、耳の奥にある内耳に深く関係しています。
内耳は鼓膜の奥にある三半規管などのことで、視界と連動し身体のバランスを取る働きがあります。この内耳が気圧を感知し脳に伝えていますが、気圧の変化は目に見えないため、脳が混乱してしまうことがあります。するとそれがストレスとなり、全身に張り巡らされている交感神経が興奮します。そのため持病や古傷の痛みを発生させる神経も混乱し、様々な痛みにつながるのです。
そしてこの気圧の変化に対して耳が敏感か鈍感かによって、天気痛がある人とない人の差が出てきます。

天気痛改善法

・その1
天気痛の人は耳周りの血流が悪いということが分かっていますので、耳をマッサージして血流を良くしましょう。
「耳周りマッサージ」
(1)両耳を軽くつまみ、上、下、横とそれぞれ5秒ずつ引っ張ります。強く引っ張るのではなく、気持ち良い程度で行いましょう。
(2)次に耳を軽く引っ張りながら後ろに5回まわします。
(3)さらに耳を包むようにして5秒間キープします。
(4)最後に耳全体を手のひらで覆い、ゆっくり円を描くように5回マッサージします。
これを朝・昼・夜3回行いましょう。

・その2
佐藤先生監修の「頭痛―る」というスマートフォンアプリは、天気痛患者の体調管理のために開発されたアプリです。気象庁からの気圧の予想値を元に、登録場所の6日先までの気圧の変化が分かります。心構えができるだけでもかなり楽になります。

・その3
手首に3本指を置いた時人差し指の下にある、「内関」というツボを押しましょう。もともとは酔い止めに効くツボですが、天気痛対策としても効果的です。5回くらい押すようにしてマッサージしましょう。

天気痛と付き合っていくためには自律神経を整えることが大切です。ぬるめのお風呂に浸かってリラックスしたり、首元が凝っている人も多いのでホットタオルをあてたり、賢く対策をして快適な毎日を手に入れましょう。