コーラスの魅力を熱弁!ミュージカルスター中川晃教

コーラスの魅力を熱弁!ミュージカルスター中川晃教

4月21日、シンガーソングライターで俳優の中川晃教さんがCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。6月には、大ヒットミュージカル『ジャージー・ボーイズ』が縁で共演者と組んだ4人組コーラスグループJBBのコンサートツアーを控えた中川さん、インタビューではコーラスの魅力を語りました。聞き手は小堀勝啓です。

JBBとは?

中川「小堀さんの声って元気いただくんですよね」

小堀「こちらこそ、向こうから王子が歩いて来たと思いましたよ(笑)」

中川「コロナ禍に入って生活など変わりましたけど、体型は維持してます」

2016年、中川さんが出演したミュージカル『ジャージー・ボーイズ』を見て感動した小堀。『ジャージー・ボーイズ』は、アメリカのコーラス・ポップグループ、フォー・シーズンズの栄枯盛衰を描いた舞台です。

中川さん曰く「音楽が主役のミュージカル」。そこで中川さんが出会ったのが藤岡正明さん、大山真志さん、 東啓介さんでした。

4人で『ジャージー・ボーイズ』という作品から飛び出て音楽を表現していこうと結成されたのがJBB。
JBBは邦楽洋楽、新旧問わず様々な楽曲をコーラスで届けていこうというコーラスグループです。

なんかやらない?

中川さんはJBB結成の思いをさらに熱く語っていきました。ミュージカルでは声を合わせてハーモニーを作っていくのは大変なことだそうです。大変なのですが、普通は再演となると2~3年後になるんだとか。

2~3年ブランクが空くと、またゼロからハーモニーの作り直しになってしまうそうで…。

中川「せっかくここまで僕たちが作ってきたのを、またゼロにしちゃうより、なんかやらない?そんな思いで始まったんです。僕が言い出しっぺです」

小堀「よくぞ言い出していただきました」

音楽で勝負

近年ではテレビドラマに起用されるミュージカル俳優も多いそうです。

中川「ミュージカルの世界が注目されている中で、私たちは音楽で勝負してもいいじゃないだろうかと思って始まったんですよね」

音楽で勝負と始めたものの、一筋縄ではいかないそうです。JBBのコーラスワークを作るのは藤岡さんが担当。

藤岡さんの頭の中で思い描いているコーラスと、実際に声を合わせた時の感じが違うんだとか。しかもステージでセットリストは幅広い曲を扱っています。

例えばアース・ウインド&ファイアーの「セプテンバー」。

中川「誰もが知ってるからこそカバーするわけなんですが、それが自分たち流になっていいのか?それともリスペクトを込めてアースのようにするのか?この辺もやりながら作っていましたね」

やりがいがいっぱい

もちろん、声を合わせて上手くいった時はゾクゾクとするような瞬間もあるそうです。また、「幅広い楽曲をコーラスで表現できるのはミュージカルの経験があればこそ」とも言います。

中川「俳優として、日頃から役とか作品を掘り下げて演じているので、楽曲をカバーしていくプラス、イメージ。アースならアースをイメージする声も含めて、体現できる喜びがありますね」

レパートリーの一端を見てみると、ダークダックスの「銀色の道」。水原弘さんが歌いちあきなおみさんのカバーで有名になった「黄昏のビギン」。ザ・キング・トーンズの「グッド・ナイト・ベイビー」。

大瀧詠一さん作詞作曲の「夢で逢えたら」。フィンガー5の「恋のダイヤル6700」。これも?という意外な曲もあれば、もちろんフォー・シーズンズの曲もあります。

中川「世界を向けると、取り組んでみたいと思える目標もあるし、コーラスをひとつ軸に置いたことで私たちが挑戦したいと思っている音楽の幅も広がってきて、今は本当にやりがいのある機会をいただいています」

小堀「ということは、我々聞く側からいえば、素晴らしいものを見せてもらう機会をどんどん貰っている、次は何をやるのか期待が高まる一方です」

6月のJBBのコンサートツアーはぜひ生で体験しましょう。 
(尾関)
 

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