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展覧会

伊藤慶二 祈・これから

伊藤慶二 祈・これから
左上から順に:1.《抱擁》2015年 樂翠亭美術館蔵 2.《尺度―相向かい》2010年 作家蔵 3.《HIROSHIMA-顔》2011年 作家蔵 4.《胸像》2010-11年 作家蔵 5.《鏡文字(ひらがな)》(部分)岐阜県現代陶芸美術館蔵 6.《HIROSHIMA-証》1975年頃 岐阜県美術館蔵
開催日
2025年6月28日(土)~9月28日(日)
休館日
月曜日(ただし、7月21日[月・祝]、8月11日[月・祝]、9月15日[月・祝]は開館)、7月22日(火)、8月12日(火)、9月16日(火)
会場
岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーI・II
開館時間
10:00~18:00(最終入館17:30まで)
一般1000円(900円)、大学生800円(700円)、高校生以下無料
  • ※( )内は20名以上の団体料金
  • ※以下の手帳等をお持ちの方、および付き添いの方1名まで無料
    身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定医療費(指定難病)受給者証・登録者証

伊藤慶二(1935年生まれ)は、岐阜県土岐市出身、現在も同地を拠点に制作を続ける作家です。武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)で油画を学んだ後、美濃へ戻り岐阜県陶磁器試験場に勤めた伊藤は、陶磁器デザイナーの日根野作三(1907-1984)との出会いなどを通じ、本格的に陶芸の道に入りました。クラフトの器から始まった伊藤のやきものの制作は、すぐに陶による造形、オブジェへと拡がりをみせ、多様なメディウムを取り入れながら、軽やかに、自在に展開していきます。
多岐にわたる伊藤の創作を貫くものは、ひとの精神、生活、そして社会に対する真摯なまなざしです。
寡黙ながら、確かな手触りと存在感を抱えるその作品は、私たちを取り巻く社会、日々の生活、当たり前に在るものごとの根底への思索を誘います。
本展では、今年90歳を迎える伊藤慶二のまなざしが伝わる「HIROSHIMA」「沈黙」「尺度」「いのり」などの代表的なシリーズ、そして新作となるインスタレーションを通じて、その足跡と、とめどない創作の現在地を紹介します。黙々と、生きるままに作り続ける伊藤の創作活動は、過去、今、未来への問いであり、祈りのようにも感じられます。

主催 : 岐阜県現代陶芸美術館
共催 : 中日新聞社、CBCテレビ、CBCラジオ
協賛 : 加藤智子氏
後援 : 土岐市
協力 : 小山登美夫ギャラリー